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わが家は船!?船長が明かす事故防止の心得と、命を預ける仲間との絆:家、ついて行ってイイですか?(明け方)

テレ東プラス


5月15日(月)に放送した「家、ついて行ってイイですか?(明け方)」(毎週月曜深夜)では、福岡県・天神の居酒屋さんで出会った、船乗りの男性のお家について行きました。

【配信終了:2023年5月30日(火)】

今回向かったのは、福岡・天神駅から徒歩1分ほどの「立ち飲み屋 角屋」さん。お客さんに声をかけて、飲み代をお支払いする代わりにお家について行く企画です。

午後1時過ぎ、「朝から飲んでいて、俺らここで3軒目」と、楽しそうに飲んでいる男性3人組に声をかけます。「家って、俺ら船なんよ」と答えてくれたのは船長のかわひとさん(59歳)。機関長・ねぎしさん(23歳)、一等航海士・なかがわさん(54歳)とオフをお楽しみ中のところでした。
岡山で積んだ荷物を博多まで運んできたところだそうで、この道40年というベテラン船長のかわひとさんの「ええよ~」のひと声で、お家(船)について行くことになりました。


「僕らのお家です!」と、かわひとさんが指差した先には全長58mの船が! その大きさに圧倒されます。乗船して甲板を抜け、生活スペースにたどり着くと、玄関は普通のお家のよう。間取りは4DK。キッチンはキレイに整頓されていますが、それには船ならではのワケがあります。

「揺れたら引っくりかえるから、片付けもきっちり」と、かわひとさん。食器類が飛び出さないようにチャイルドロックを利用するなど、揺れ対策は万全です。


食事は個人個人別々に作って食べているそうです。「昔は飯炊きとか若い子がしていたけど今はそうすると続かない。自分のものは自分で」。これも時代の流れだといいます。冷蔵庫を拝見すると、冷凍食品が充実。1回の航海は4日程度ですが、買い物に行けないこともあるので必要以上にストックしているそうです。

メンバーは5人で乗船人数は4人、45日乗ったら15日休みのシフトになっています。

機関長というのは何をする仕事なのか尋ねると…「機関長は何も言う事聞かんちょう」。では、航海士は? 「人生を後悔してます」と、かわひとさんのダジャレが炸裂!


かわひとさんの寝室は4畳半。エアコン完備で快適な空間です。ちなみに趣味はタブレットで韓国ドラマを観ることだとか。25歳で結婚したかわひとさん、「亭主元気で留守がいい」と笑います。

3階は「ブリッジ」といって操船する指揮所になっています。「カッコいい!」と番組スタッフのテンションも上がります。機関長以外の3人が4時間ずつ船を運転。居眠り防止のため、座席には座らず、立って操縦するといいます。着岸と帰岸は船長のお仕事です。


エンジンをかけるところを見せてもらおうとすると、「エンジン見るのは有料や」(笑)。もちろん冗談ですが、なんと関係者以外立ち入り禁止のゾーンまで連れて行ってもらえることに! 巨大発電機を起動して、エンジンを動かします。その迫力に、番組スタッフはさらにテンションがアップします。すると…「エンジンかかっとるやないか、何しよるんや」と、後方から声が!?


出かけていたもう1人の乗組員、最年長のなかむらさん(71歳)の登場です! 「兄ちゃん何時までおるんや、食べて帰れや」と、キッチンへ向かいさっそく手際よくご飯の支度を始めるなかむらさん。揚げたてホカホカの特製カレーかき揚げをごちそうしてくれました。乗組員の皆さんと楽しい夕餉の膳を囲みます。


船での生活は、時には喧嘩もあるといいますが、「毎日楽しんどる」と、かわひとさん。「笑いがなかったら1日が長いじゃないですか。楽しくうまいこといくように僕は『みんなのおかげやで』って口に出して言う。うまいこといってる船は事故がない。それが一番大事なことだと思います」。


かわひとさんたちの「もう帰らせへん」のひと言で、番組スタッフはお泊まりすることになりました。翌朝、ブリッジに立つかわひとさんに質問しました。「船に乗るのは好きですか?」。その返事は「嫌いじゃ出来へんわね」。では、何十年も航海を続けられる理由は?


「やっぱり協力してみんなの力でうまくできよるからね。自分の力だけじゃこんな船なんか絶対うまくいかん。だって、命預けとるんやから。寝てる時も誰かが舵取っとるんやから。信用していなかったら命預けられへん」。かわひとさんのアツい語りに、番組スタッフも「良いメンバーですね」と応えます。


「最高やね」と海を見つめるかわひとさんの顔は船長そのものでした。
 
   

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