スイーツジャーナリストとして活躍する平岩理緒さん。数々のメディアにも登場するスイーツのプロフェッショナルです。今回は、そんな平岩さんがおすすめするスイーツの中から、手土産やギフトにぴったりのフォトジェニックなお菓子をご紹介。映えとおいしさを兼ね備えた、人気の商品ばかりです！
塩気と甘さのバランスがGood！ピンクのブタさんもかわいいクッキー缶
神奈川の新百合ヶ丘に本店を構える「Patisserie Etienne（パティスリーエチエンヌ）」。洋菓子の世界大会での優勝経験を持つシェフが営むスイーツ店です。また、シェフの奥様もスイートアートデザイナーとして国内外で活躍。お二人が手掛けるケーキや焼き菓子は、とっても人気があります。
そんなエチエンヌのクッキー缶には、なんと16種類ものクッキーがぎっしり！ゴマガレットやフロマージュといった塩味のクッキーと、カフェサブレやメープルパイのような甘いクッキーがバランスよく詰められています。そしてお店のロゴにもなっているブタの形をした、ピンク色のアイシングクッキーがとってもキュート♪
缶を開けた時の歓声が聞こえるようなフォトジェニックなクッキー缶は、スイーツ好きな方へのギフトにぴったりです。
塩味クッキーの中で私が特に好きなのは、飴色玉ねぎの味わい濃厚で、甘じょっぱさのバランスがたまらないオニオンです。野生種のコショウと香り高いオリーブオイル入りで丸く焼き上げたオリーブサブレも、青みのあるぴりっとした刺激が癖になります。
隙間を埋めるように散りばめられた、白いコロンとしたプチサイズのメレンゲ菓子も、ごく上品にアニスが香るのが印象的です。（平岩理緒さん／スイーツジャーナリスト）
散りばめられた草花が美しい！素材にもこだわった幸せのクッキー
エディブルフラワーやハーブなどを散りばめた、お花畑のようなクッキー。鹿児島県に店を構える「FUKU+RE（フクレ）」の焼き菓子です。ウエディングで人気のセレモニー「フラワーシャワー」をモチーフにしています。
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生地に小麦粉は不使用。九州産の本葛粉や米粉などにココナッツを合わせており、ホロホロの食感を楽しめます。またきび砂糖や有機豆乳を使うなど、こだわりの素材もポイント。そして花やハーブはひとつひとつ手作業でのせられており、デザイン性のあるかわいらしい仕上がりです。四つ葉のクローバーが紛れていることもあるので、よく探してみてくださいね！
美しく華やかな見た目に心奪われる、写真映えも抜群なクッキー。スタイリッシュな箱に入っているので、手土産にもおすすめです。
どことなくショートブレッドを思わせる、ほろっと口の中で崩れるような食感となるのが特徴です。また、アーモンドに加え、ココナッツの細かいフレークが入っているので、サクサクと軽く香ばしく、糖分自体は控えめなのですが、噛みしめると、ココナッツならではの甘い風味が広がります。
普通に焼いたのでは、せっかくの花々が焼けすぎで焦げてしまいますから、美しい色が失われないように独自の焼き方を工夫しています。（平岩理緒さん／スイーツジャーナリスト）
切るたびに絵柄が変わる！“美しすぎる”と話題のチョコ羊羹
1848年に創業した老舗和菓子店「長門屋」が作る“美しすぎる”と話題のチョコ羊羹。切る度に絵柄が変わるのが大きな特徴です。これは、鳥が三日月から徐々に満月へ羽ばたいていく様子を表わしています。
中央には、国産りんご味の錦玉羹を使用。それを2種のチョコ羊羹で挟んであります。また鳥と月はレモン羊羹で表現。そして、トッピングには国産りんごやカカオニブ、国産いちごが入っています。食べる場所によって味わいが変わるのも楽しいです。
なおパッケージは、日本画家・舛田玲香さんの書き下ろしによるもの。羊羹だけでなく箱にも美しい世界観が広がります。まるで絵画のような“映える”羊羹。フォトジェニックな贈り物を探している方に、ぜひおすすめしたいお菓子です。
箱の絵柄は、最初の「羊羹ファンタジア」と同じく、福島県浪江町ご出身の日本画家、舛田玲香さんの描き下ろし。淡いピンク色の背景に白やピンク色の花が咲き誇り、なんともやさしい雰囲気です。
トッピングのドライフルーツも、できるだけ会津産のものを使っているという、地元への思いの伝わるお菓子です。苺とチョコレートの味わいが紅茶にもぴったりで、ストレートはもちろん、ミルクティーにしても、「苺ミルクチョコ」のような感覚でよく合います。（平岩理緒さん／スイーツジャーナリスト）
