ウンブリア州にあるオルヴィエートは、ローマからもフィレンツェからも行きやすい美しい町です。
オルヴィエートの町は高速道路からもよく見えますが、その特徴は高い断崖絶壁の上に建設されていること。
つまり、町の駐車場に車を置いた後も、ひたすら坂道を登っていくことになるのです。
でもご心配は無用。
町の頂上付近にあるドゥオモへと続く道沿いは、若いアーティストの工房や可愛いお店が軒を連ねていて、難儀な坂道も気になりません。
もちろん、美味しいレストランやこの地方特産のオリーブオイルや食材のお店もたくさんあります。
そんなお店を冷やかしながら歩いていくと、建物の間からドゥオモの威容が見えてくるのです。
この光景は、何度オルヴィエートを訪れても慣れることがなく、新鮮なサプライズに浸ることができます。
13世紀から16世紀にかけて建てられたオルヴィエートのドゥオモは、聖母マリアに捧げられた大聖堂です。
そのため、ファサード（前面）のモザイクは特に優雅で美しく、夕日に反射して光る様子はまさに神の国の象徴といったところ。
坂道を歩いたご褒美は、このドゥオモを眺めることにあるといってもよいかもしれませんね。
