「気温が上昇し、薄着になる季節。とくに多汗症の女性は、脇汗などが気になると思います。でも、そんな悩みを解消する薬が’22年1月に厚労省で認可されているので、保険診療で治療が受けられる場合があるんです」
こう語るのは、医療法人社団五良会・竹内内科小児科医院の院長の五藤良将さん。
じつは、脇汗を代表に、歯ぎしりやいびきのような、放置しがちなからだの悩みのなかには、病気が隠れており、保険診療で治療できるケースがあるという。“意外な保険診療”を、五藤さんに解説してもらった。
広告の後にも続きます
※3割負担の場合の金額概算、編集部調べ(以下同)
【脇汗】約860円(月/薬の代金)
「保険診療の対象となる脇汗は、正式には『原発性腋窩多汗症』。はっきりとした原因がわからないのに、過剰な脇からの発汗によって、頻繁に衣服を交換しなければならない場合が疑われます」