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カリスマ党首は国を変革できるか? ジンバブエ大統領選を追った「プレジデント」

キネマ旬報WEB

 

ジンバブエ共和国で2017年の軍事クーデター後に初めて行われた大統領選の行方を、野党候補ネルソン・チャミサの姿を通して記録し、サンダンス国際映画祭でワールドシネマ・ドキュメンタリー審査員特別賞を受賞した「プレジデント」が、7月28日(金)より池袋シネマ・ロサ、アップリンク吉祥寺ほかで全国順次公開。ポスタービジュアルが到着した。

 

 

1980年のジンバブエ共和国成立以来、37年間にわたり権力の座に就いてきたロバート・ムガベ大統領が、2017年にクーデターで失脚。後継者として第3代大統領に就任した与党、ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU-PF党)の代表エメルソン・ムナンガグワは、翌2018年の大統領選で「平和で信用できる公正な選挙を行う」と表向きは約束する。対する野党、民主変革運動(MDC連合)はモーガン・ツァンギライ党首のもと選挙に備えるも、本番4ヶ月前に党首が癌で死去。新党首に40歳の弁護士であるカリスマ、ネルソン・チャミサが任命された。変わらぬ支配を目論む与党と、長年の政治腐敗に疲弊して変革を求める民衆に後押しされた野党。国内外のマスコミも注目する中、運命の投票が始まるが……。

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監督はユニセフやユネスコのメディア・コンサルタントとしても活躍するデンマーク出身のカミラ・ニールセン。前作「Democrats(民主主義者)」(2014)はジンバブエの新憲法制定に向けた権力闘争を追ったもので、その続編に位置づけられるのが今回の「プレジデント」だ。

リチウム、プラチナ、金、ダイヤモンドなど60種の鉱物資源がありながら、民衆が貧困に喘ぐ国を変えようと動くネルソン・チャミサ。殺害予告あり銃声ありの選挙戦は、サスペンス映画さながらだ。腐敗した政治体制にあって公正な選挙は実現するか、そして彼らは真の民主主義を勝ち取れるのか?

 

「プレジデント」

監督:カミラ・ニールセン
製作:シーネ・ビュレ・ソーレンセン、ジョスリン・バーンズ
製作総指揮:ファンディウェ・ニュートン、ダニー・グラバー
撮影監督:ヘンリック・ボーン・イプセン 編集:イェッペ・ボッドスコフ
2021年/デンマーク、ノルウェー、アメリカ、イギリス/115分/カラー/1.85:1/英語、ショナ語
2021 © Final Cut for Real, Louverture Films & Sant & Usant
公式サイト:https://president-jp.net/

 
   

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