
通常なら、鶏に靴など履かせるものじゃない。無理やり履かせたらダメだろう。だがこのナブス氏に限っては、靴をゲットしたおかげで、彼を取り巻く世界へと冒険の旅に出ることができたんだよ。
Tiny Chicken Learns To Walk By Wearing Boots | The Dodo
動物たちの保護施設を運営しているミーシュさんのもとへ、ひとりの女性から打診があった。「鶏を引き取ってもらえないかしら」
ミーシュさんは、引き取った鶏にナブスという名前をつけてあげた。だがナブスはほとんど動こうとしなかった。よく見るとナブスには、足の先がなかったんだ。

ナブスの足が生まれつきなのか、それとも何かの原因で失うことになったのかは、女性の口から語られることはなかったそう。そんなある日、ミーシュさんは、手元に古い犬用の靴があることを思い出した。
「これをナブスに履かせてみたらどうかしら?」

最初はぎこちなかったものの、1週間が過ぎるころには、ナブスはその靴を履いて走り回れるようになった。
これまで自由に動けなかったナブスが、世界を探検するスキルを手に入れた瞬間だったんだ。

その様子を見たミーシュさんのご主人のお母さんが、新しい靴をプレゼントしてくれた。今ではナブスは、30足もの靴持ちになったんだそうだよ。

ナブスの一番のお気に入りは、このしっかり足を包んでくれる茶色のブーツらしいよ。好奇心旺盛なナブスは、今では毎日靴を履き、他の鶏や犬たちに混ざって世界を探検しているんだって。

ナブスはミーシュさんにとても懐いていて、彼女のすることは何でもかんでも真似するんだそう。ミーシュさんにとっても、ナブスのいる毎日はかけがえのないものになったそうだ。
ナブス氏のエブリディライフは、InstagramとTikTokで日々更新されているよ。良かったらぜひ遊びに行ってみてね!この投稿をInstagramで見る
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written by ruichan
※この記事はカラパイアの姉妹サイト「マランダー」に掲載されたものです。面白い動物情報を集めたマランダーの方にも是非訪れてみてください。