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うっかりもののスニーカー泥棒、220足を盗むも全部右足だけだった

カラパイア


 最近、ペルーの都市ワンカヨで起こった強盗事件は、史上最も間抜けな事件として、世界中のメディアの見出しを飾った。

 新しく開店したばかりのスポーツ用品店に押し入った強盗3人組は、箱に入った状態のさまざまなブランドのスニーカーを220足も盗み去った。

 だがすべての靴箱には右足用のスニーカーしか入っていなかったという。

 片方だけでは、闇市で売りさばくこともできない。警察は、現在このうっかりものの強盗3人組を追跡している最中だ。



Robaron en Peru 220 zapatillas, pero al abrir las cajas se llevaron una sorpresa

スポーツ用品店で大量のスニーカーが盗まれる

 4月30日の午前3時半頃、ペルー中部ワンカヨでオープンして間もないスポーツ用品店に3人の男が押し入った。

 3人は、店の裏に取り付けてあった南京錠を切り、各ブランドの靴箱に入ったスニーカーが入っている3つの大きな箱を盗み去った。

 設置されてあった監視カメラが、3人組が店に入る様子を捉えていたという。

 地元紙ディアリオ・コレオ(Diario Correo)が伝えたところによると、3人は店に侵入するのに 1 時間かかっており、入店にもかなり苦戦したようだ。

 やっとのことで店内に侵入した3人は、苦労しながらも220足ものスニーカーを盗み出したわけだ。

 だが、盗んだすべての靴箱には右足用のスニーカーしか入っていないことに、まったく気づいていなかったようだ。

image credit:Alex Haney/Unsplash

警察はマヌケな泥棒3人組を追跡中

 店のオーナーから通報を受けた警察は、現在3人組の強盗犯と盗まれたスニーカーの行方を捜査中だ。

 地元警察のエドゥアン・ディアス署長は、ペルーのメディアに提供された声明の中で、「我々は、現場で証拠を収集した。映像と指紋があれば、犯人を突き止めることができる」と述べている。

 警察は、盗んだ靴がそれぞれ1足しかない状態では販売できないため、盗まれたスニーカーはどこかに隠されていると考えているようだ。

 一方、被害に遭った店のオーナーは、残ったスニーカーがまだ手元にあるとしても、盗まれた220足のスニーカーが回収されない限り、約13000ドル(約176万円)の損失になると見積もっている。

 この事件を知ったSNSユーザーからは、なんとも間抜けな強盗3人組に失笑が起こった。
・はははは!これは私の国でしか起こり得ないことだ。
・きっと盗んだ奴らは、スニーカーを半額で売りたかったんだろうよ。
・店には申し訳ないけど、笑ってしまった…。
 ちなみにペルーでは、4月中旬にも南部の都市イカにある靴屋で、同様のスニーカーの盗難事件があったそうだ。

 だが、その事件ではペルー国家警察が犯人を直ちに捕らえることに成功し、最大9447ドル(約128万円)相当のスニーカー6袋を押収したということだ。

 スニーカーは熱狂的なマニアが世界各国に存在し、その需要も高い。中には履かずに飾っておくマニアも存在する。

 果たして右足だけでも欲しいというマニアは存在するのだろうか?

References:Sneaker thieves steal $13K worth of right-foot sneakers: report/ written by Scarlet / edited by parumo

 
   

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