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新天地ですぐに辞めたくなったらどうする?転職するor転職しないの判断基準とは?

教えて!gooウォッチ

新しい環境で働きはじめたばかりだというのに、すぐに辞めたくなる人が新入社員や異動者の中から毎年出るらしい。実際「教えて!goo」にも、「新卒で入社してまだ1ヶ月もたたないというのに、もう辞めたいです」と相談が寄せられていた。そこでキャリアカウンセラーの竹内和美さんに、転職にまつわるさまざまな話を聞き、あわせてアドバイスをもらった。

■会社を辞めたくなる理由とは?

会社を辞めたいと思う理由には、どのようなものがあるだろう。

「新入社員や、異動で新しい部署に移った社員の80%以上は、人間関係が引き金となり辞めたいと思いはじめます。人間関係形成は最初が肝心であり、第一印象付けに失敗すると自分の居場所がつくれず、居心地の悪い思いをしたり孤独に陥ってしまいます」(竹内さん)

他にも考えられる要因はあるか。

「1カ月もすると、職場の文化や雰囲気、仕事の進め方、キャリア支援などについての事情が分かってきます。『ここでは成長できない』などと感じると辞めたいといった欲が高まるようです。転職の目的が自己成長やキャリアアップなのに、『強み(実績や経験)を活かせる業務に携われない』、『上司と意見が合わず相互理解ができない』などといったことに気づくことも引き金になります」(竹内さん)

「人間関係が上手くいかない」、「自己の目的が果たせない」と悟ったとき、人は転職を考えはじめるのだ。


■退職代行サービスは有効か?

会社を辞めたくても言い出せない、退職願を躊躇してしまい出せないといった人向けに「退職代行サービス」がある。その利用例について教えてもらった。

「本人に代わって退職願を出す『退職代行』は、社会的なサービスです。辞めたいと思うが、『会社に指摘しにくい』、『会社批判にならないように上手く表現できない』と思い悩み、代行サービスを頼る人がいるようです」(竹内さん)

退職代行サービスのメリットとデメリットに加え、竹内さんのご見解もいただいた。

「会社と本人が接触することなく、退職に必要な書類のやり取りを任せられます。すでに気持ちが切れてしまった会社へ余計なエネルギーを使わず、次に切り替えられる点はメリットでしょう。しかし自らの意志で入社を決意した会社なら、退職の意志も自ら示し気持ちに折り合いをつけることも大切ですね。パワハラなど心身に危害を加えられる可能性がある場合を除いては、自身で退職手続きを行うとよいのではないでしょうか」(竹内さん)

企業側からは、従業員の退職理由を聞き、改善点として活用したいという声も多いそう。円満退社して、双方が今後の発展に繋げられると理想だろう。


■転職「する」、「しない」の判断基準をアドバイス

転職「する」、「しない」の判断基準は、その会社で働く目的を軸に考えるとよいそう。

「組織の中で働くということは、誰かの役に立ちたいという目的のもと相互協力し協働することです。しかし『人間関係がこじれて誰の役にも立てそうにない』、『自分の価値を発揮する場をつくれない』、『自己成長のために転職したが人材育成の環境がない』、『人件費を投資でなく“コスト”と割り切る組織であり、挑戦したい業務を割り当ててもらえない』等の現実を目の当たりにしたら、辞めてやり直す決意や覚悟を固めてもよいかもしれません」(竹内さん)

「ただ、いずれの場合も一方的に転職を決断するのではなく、まずは相互理解を図るための意見交換が必要」と、竹内さんはご自身の経験を踏まえたアドバイスをくれた。

「仕事を通してどういう自分になりたいかを考え、そのために『今の職場環境や人間関係でよいのか』、『転職したらどんな可能性が広がるか』を、天秤にかけて想像してみるのはいかがでしょう。なりたい自分像を明確にした上で現状を見つめ、それを阻害する要因が自分の努力ではどうしようもないことの場合は、転職を検討するとよいでしょう」(竹内さん)

なりたい自分像が描けない場合は、「なりたくない自分になってしまいそうな環境」かどうかを合わせて見極め、もしそうなら転職を決断してもよいかもしれない。今、「会社を辞めたい」と思っている人は、今回のアドバイスを参考に、改めて自分の将来像と職場環境を見直してはいかがだろう。


●専門家プロフィール:竹内 和美
(株)松坂屋名古屋店にて販売・秘書・広報の業務を経験。1999年「オフィス・ウィズ」
を設立。ロールプレイング中心の実践型研修やキャリアカウンセリングに定評があり、企
業や個人からの講師依頼も多数。

画像提供:AdobeStock

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