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摂食障害を経験して気づいた「心と身体が求めている食事」の大切さ…ヘルシー料理家・ヨガ講師 にこまおさん

たべぷろ

元日本代表のフィギュアスケーターから、ヘルシー料理家・ヨガ講師に転身した「にこまお」さん。その人気は高く、SNSのフォロワー数が20万人を超えるほど。現役中に摂食障害を経験したことで知った食の大切さ、ヘルシーなのに心も身体も満たされる料理、さらに春野菜のオススメレシピも伺いました。

旬の野菜をたっぷり使いシンプルな調理と調味料がベースに

私が発信しているのは「心を満たすヘルシー料理」。といっても、強くダイエットを意識していたり、大幅にカロリーをカットしたレシピではないんです。旬の野菜をたっぷり使い、シンプルな調理と調味料がベースになっています。

実はフィギュアスケーターの現役中、ダイエットにストイックになりすぎたあまりに、摂食障害を患いました。当時は、自分で決めた摂取カロリーを守ることに必死だった食生活。常に頭の中でカロリー計算をしている状態で、食べ物を選んだり、口にする楽しさはありませんでした。そんな経験を経て気づいたのは、身体が欲している、心が求めている食事を楽しむことが何よりも大切だということ。結果、そうした食事が心を豊かにし、太りにくくなるとも感じました。

自分の身体と向き合った食事を考えていく中で行きついたのが、先にお話ししたような料理のスタイルです。旬の野菜は栄養分が豊富で、香りも高いので、たくさん使うことで心も身体も満足感が得られます。また、私のレシピは3ステップで簡単につくれるものがほとんど。手をかけない調理と、シンプルな調味料で素材の味を生かせば、自然とヘルシーに仕上がります。心と身体はつながっているので、例えば、野菜一つでも、生産者さんの背景が見えるものを選ぶと気持ちが動かされ、シンプルな味つけでも、心が満たされるんですよね。

味のアクセントになるように、ハーブや薬味を取り入れているのもポイントの一つです。これらの香りが加わると、調味料を追加しなくても味が引き締まり、減塩効果にもつながります。

山菜、菜の花、たけのこ…春野菜の苦味にはデトックス効果も

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春にオススメのレシピは、著書でも紹介している「春野菜とチキンのオーブン焼き」です。お好みの旬野菜と鶏肉、オリーブオイルやレモンなどを加えたマリネ液をジッパーバッグに入れてもみ込んだら、オーブンで焼くだけ。たんぱく質と旬の野菜がたっぷり取れる、栄養満点のひと皿です。今日は疲れて料理をしたくないという日にも、冷蔵庫にあるもので簡単につくれるし、オーブンに入れている間は休憩できますから(笑)。毎日の食事作りのお助けメニューになると思います。

旬の野菜と鶏肉でつくる「春野菜とチキンのオーブン焼き」。野菜のおいしさと栄養がひと皿に。

インスタグラムでも人気なのが「大葉漬け」。保存容器に大葉と調味料(しょうゆ、ごま油、みりん、豆板醤、おろしにんにく、炒り白ごま)を入れてフタをし、数回振って味をなじませたらできあがり。ごはんに合うのはもちろん、刻んで冷奴にのせたり、そうめんに加えてもおいしいですよ。

春野菜の中でも好きなのが山菜です。店頭に並ぶ期間が短い分、その時期にしか食べることができない特別感があるからです。また、北海道に住んでいる祖父母と一緒に山菜取りに行っていたのを思い出し、懐かしい気持ちになるんです。ふきのとうやタラの芽をサクッと天ぷらにしたり、わらびをおひたしや酢みそで食べるのが好きですね。山菜や菜の花、たけのこなど春野菜に含まれる苦味には、冬の間、身体にため込んでいた余分な水分や老廃物を排出してくれるデトックス効果もあります。

新じゃがや新たまねぎも好きで、よく使います。皮が薄くてみずみずしい新じゃがは、皮つきのままふかしたり、煮っころがしにすることが多いですね。食卓の上でも季節を感じると、豊かな生活につながっていくと思います。

食事とヨガを通して健康な暮らしを広めていきたい

現役中は、大会などで全国各地に足を運んでいました。地方での楽しみは、都内では見ることができない野菜に出会えること。いまも旅行に行く時は、必ず道の駅に立ち寄って、その土地ならではの野菜やお総菜をチェックしますね。今年の冬、大分に行った時に見つけたのが干ししいたけ。かさも大きく肉厚で、価格も手頃だったので、たくさん買って帰りました(笑)。

先日訪れたのは宮城県陸前高田市。ワカメ漁協の方から、ふんだんにワカメをいただいたので、ワカメ餃子をつくりました。餃子のたねの半分をワカメにするので、カロリーが抑えられるだけでなく、磯の香りが口いっぱいに広がるんですよね。焼餃子もおいしいのですが、オススメは水餃子。皮からワカメが透けて見え、より香りが引き立ちますよ。

ごはんのお供にぴったりな「大葉漬け」。保存容器でつくって、そのまま食卓へ。
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