
そこに穴があるのなら、とりあえずチェックするのが猫として生まれてきたものの使命。そう考える猫は少なくない。
このお宅の猫、ブライアンもクローゼットの天井に穴があることを発見し、最重要チェックポイントと判断したようだ。
棚の上から飛び乗って中に入り込んで徹底調査。すると飼い主に呼ばれたようで、「点検中だからじゃますんな」とばかりに顔をだした。
Brian The Cat Gets Cozy In Ceiling Hole
穴という穴の保守点検をする猫
アメリカ、テキサス州ドリフトウッドに住む猫のブライアンは、クローゼットの天井に大きな穴が開いているのを見逃さなかった。穴という穴をチェックするのが彼の役目だと思っているようで、クローゼットの棚の上に上ると、穴の中に突入する。

家の中のどこを探してもブライアンがいないことに気が付いた飼い主は、名前を呼んでみると、クローゼットの中から鳴き声が。
ブライアンは、家のご主人がテキサス州を襲った大寒波の時に誤って開けてしまった天井の穴の中に入り込んでいたのだ。
「うそでしょ?そこで何をやっているの?」と奥様がブライアンに話しかけると、彼は猫語でその問いかけに答えている。

「穴の保守点検中だ、じゃますんな」とでも言いたかったのだろうか?「こっちに出てきなさい」とうながされたブライアンは、「にゃぁ(まだ終わってないんだよ)」と言いつつも、何度も呼ばれ、ようやく穴からクローゼットの棚に飛び降りてきた。

ということでだ。猫に入ってほしくない穴があったらふさがなくては勝手に保守点検されてしまうこと、また、猫がもしいなくなったら、穴という穴を探してみるという2つの教訓を我々は得たり得なかったりしたんだと思う。
ただ、この習性をうまく利用すれば床下の配線工事とかに有能な力を発揮してくれることもあるんだぜ。
written by parumo