
子供を水泳教室に通わせている親は、すでに知っているかもしれないが、今回SNSで認定水泳インストラクターの女性がシェアした動画が話題となっている。
それは、「子供に水色の水着を着せないで」というものだ。
女性は、普段は絶対に着させない水色の水着を自分の娘に着せて、その危険性を警告しているが、映像を見たユーザーらからは多くの同意の声が寄せられたようだ。
水の色と同化してしまう水色の水着の危険性を警告
アメリカ・テネシー州スプリングヒルを拠点とする認定水泳インストラクターのニッキー・スカルナティさんは、SNSに動画をシェアし、水色の水着を子供が着ることの危険性について警告した。それを実感してもらうため、スカルナティさんは、普段は絶対に着せない、水色のワンピースタイプの水着を自分の娘に着せ、プールで泳いでいる姿を撮影した。
映像を見ると、子供の水着の色はプールの色に溶け込んでしまう。遠くからではなおさらその姿を認識することが困難となるのだ。

スカルナティさんは、わかりやすく説明するために水色の水着を購入したと前置きし、このように指摘した。
これが、子供たちに青い水着を着せてはいけない理由です。
穏やかな水の中に娘はいます。他のたくさんの子供たちが遊んだり、水しぶきを上げたりしているわけではありません。それでも、水中で娘を見るのがどれほど難しいか、おわかりでしょう。
子供が、プールの日当たりの良い場所に移動すると、より一層その姿を見るのが難しくなります。
こうした水環境では、青色の水着はすべての年齢の子供にとって危険です。

水色の水着を子供に着せないで!
スカルナティさんは、動画で次のように警告した。だから、みなさん、子供が欲しがっても、水と同化してしまう水色の水着を買わないようにしてください。
特に、幼い子供や泳ぎが苦手な人は、目立つ色の明るい水着を選んでください
TikTokで動画を見る
動画を見たユーザーらからは、多くの同意の声が寄せられたようだ。
・元ライフガードだけど、これは絶対に正しい!動画で初めて水色の水着の危険性を知った人からは、「今までそんなこと考えたことなかった。アドバイスありがとう!」といった感謝のコメントが寄せられた。
・現役ライフガードとして、これは100%真実です。
青い水着を着た子供たちが水中にいるのを見ることはできません。特に、救助が必要なプールの底にいる場合はなおさらです。
・青の色合いは見づらいし、パステル調の明るい色も一般的に見にくいよ。
・私は水泳の授業を担当しています。適切な色の水着を着ることは、私が教えなければならない重要なことの 1 つです。

ちなみに、米国疾病対策予防センター(Centers for Disease Control and Prevention) によると、アメリカでは溺水は0 歳から 17 歳までの子供の不慮の事故死の 2 番目の原因であり、1 歳から 4 歳までの子供の主要な原因となっているそうだ。
また、日本の消費者庁の調べ(平成28年~令和2年の5年間)では、日本国内の子供の死因は、窒息、交通事故、不慮の溺水が上位になっていて、溺水は、1歳、3歳以上で2位となっている。
References:Swim instructor warns parents: Don’t buy blue swimsuits for kids / written by Scarlet / edited by parumo