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EXILE・ATSUSHIが「一酸化炭素中毒の疑い」で休養発表「数日後に認知症のような症状が」医師が語る「遅発性脳症」の恐怖

SmartFLASH

《現時点も自覚症状が続いているため、医師の指導のもと体調の改善に向けた療養を行っております》

 

 と発表している。

 

 そもそも、一酸化中毒とは何なのか。函館稜北病院総合診療科の舛森悠医師が解説する。

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「一酸化炭素は、一度に大量に吸い込んでしまうと、たった1分から3分程度でも死に至ってしまうことがある、たいへん危険な気体です。さらに恐ろしいのは、無色透明・無臭であるため気づきにくいことです。普通に活動しているときにも気づかず吸い込んでしまい、急に倒れることもあるほどです。とくに就寝中にはまったく気がつくことなく身体が動かなくなり、重大な結果に至ります」

 

 一酸化中毒は、気がつくことがなければ死に至ることもある。

 

「私たちは酸素を吸って、それが血液中のヘモグロビンとくっついて全身をめぐります。しかし、一酸化炭素を吸ってしまうと、ヘモグロビンとより強く結合してしまうため、ヘモグロビンが酸素をくっつけることができなくなってしまうのです。これにより、全身が酸欠状態になり、頭痛・めまい・吐き気などの症状が出現し、最悪の場合、死に至るということです」(舛森医師)

 

 一酸化炭素は、炭素を含む物質が不完全燃焼した場合に発生するもの。なぜ、アーティストであるATSUSHIが一酸化炭素中毒となったのだろうか。

 

「一酸化炭素中毒は、意外と身近で、誰にでも十分に起きる可能性があります。過去5年間で、一酸化炭素中毒で救急搬送された患者の数は40人を超えていますからね。事故のほとんどが、屋内の密閉された空間での炭火の使用です。

 

 たとえば、ベランダで七輪を使用していて、まだ火が残っていて『もったいない!』と室内に持ち込んで暖をとっていたら、そのまま意識不明となってしまうこともあります。同様の理由から、テント内でのバーベキューやガスストーブの使用などにも、十分な注意が必要です。

 

 一酸化炭素中毒の症状は、頭痛、めまい、吐き気など、風邪に似た症状で気がつきづらいです。そのまま意識不明の重体になることも、まれではありません。室内で炭火を使っているときに、もしこのような症状があれば、風邪などと思い込まず、すぐに窓を開けて換気するべきです。また、就寝前は必ず炭火を消火しなければなりません」(舛森医師)

 

 ATSUSHIは現在も症状が続いているというが、後から一酸化炭素中毒の症状が出るケースは「遅発性脳症」と呼ばれる。

 

「一酸化炭素中毒は、遅れて症状が出現したり、後遺症をもたらしたりする可能性があります。数日から数週間後に、まるで認知症になったかのように、物忘れが多くなったり、体の動きが鈍くなったり、言葉が出てこなくなる、といった症状が出現することがあるのです。これを『遅発性脳症』といいます。ATUSHIさんの症状がどのようなものかはわかりませんが、一度、治癒したように思える場合でも、上記のような症状が出現している際には、医療機関受診をおすすめします」(舛森医師)

 

 身近に起こり得るわりに、その結果は、あまりに恐ろしい――。ATSUSHIの事務所は、文書内で

 

《徐々に回復に向かってはおりますが、現時点ではライブなどのような長時間のパフォーマンスができるまでには至っていないため、協議の結果もうしばらく治療に専念する必要があると判断しました》

 

 と発表している。

 

「EXILEのライブは非常にハードですから、万全の体調でないと当然、復帰はできないでしょう。休養期間も6月4日までと非常に具体的なので、回復しつつあるのは間違いないはずです。事務所の発表では、《会食を行った後》に体調不良になったということなので、その“会食”で炭火などの火が使われ、十分な換気がおこなわれなかった可能性がありますね」(芸能記者)

 

 一刻も早い回復を祈るばかりだ。

 

取材&文/吉澤恵理(医療ジャーナリスト)

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