top_line

【完全無料で遊べるミニゲーム】
サクサク消せる爽快パズル「ガーデンテイルズ」

スパフル×世が世、春を彩るツーマン開催!各グループ初・東名阪ワンマンツアーの成功を誓う

DI:GA ONLINE

THE SUPER FRUIT × 世が世なら!!!
「2ND 2MAN SHOW〜僕らの23春 花開け!スパ世が成長物語〜」
2023年4月15日(土) Spotify O-EAST

つばさレコーズが設立した“つばさ男子プロダクション”の一員として、2021年10月に活動を開始したTHE SUPER FRUITと世が世なら!!!。異なる特性を持つグループながらも、これまでに発表した全作品のリリース日が同日であり、2組合同でイベントやオンラインファンミーティングを開催するなど、同期のレーベルメイトとして切磋琢磨しながら二人三脚で歩みを進めてきた。
そんな2組が2023年4月に、2度目のライブハウスツーマンライブ『2ND 2MAN SHOW〜僕らの23春 花開け!スパ世が成長物語〜』を開催。前回の会場の4倍以上のキャパシティを持つSpotify O-EASTにて、超満員の観客とともに晴れやかに春を彩った。

最新衣装である野球ユニフォーム風のスポーティーなファッションに身を包んだ世が世なら!!!は、SEをバックに一斉にステージへと飛び込み、パワフルな春ソング「Mo-Mo-No-Rock」でライブをスタート。その後も勢いを緩めることなく合いの手がキャッチーな「Happy Birthday!!!」、カラフルなダンスアプローチに目が離せないファストナンバー「下剋上、はじめました。」と畳みかける

大谷篤行 橋爪優真 添田陵輔 中山清太郎 笠松正斗 内藤五胤

THE SUPER FRUITと世が世なら!!!は舞台全体をフルに使い目まぐるしいフォーメーションを組むというアプローチが共通しているが、世が世なら!!!は揃いの衣装を纏い、全員でボーカルを務める。ゆえにライブでも6人の団結力に目を見張った。笑える要素も盛り込みながらもコントにならない、だけど大胆でコメディセンスも感じさせるという絶妙なバランスも、メンバー全員でグループコンセプトである“弱者からの逆襲、世の中をひっくり返す!”の精神を強固なものにしているからこそ実現できるのだろう。自分たちの生き様を見てくれと言わんばかりの気迫溢れるステージは、たちまち観客のハートを掴んでいった。
3曲披露した彼らは、観客と配信視聴者へのプレゼントとして、つなぎあわせた画用紙にメンバー全員の手形と直筆コメントがしたためられた展示物“春のひと押し”を持ち込む。“みんなからもらった思いをかたちでお返しできたら”という気持ちから、新生活を送るファンの背中を押すという意味で作成したとのことだ。“僕らの手形を見て、背中を押されている気分になってくれたら”と最年長の内藤五胤が呼び掛けると、観客もペンライトを振るなどして感謝の思いを伝えた。

橋爪優真の身体能力の高さを生かしたアプローチや、メンバー同士の阿吽の呼吸などで圧倒するクールで鮮やかなダンスセクションの後は、リアレンジバージョンを立て続けに披露する。「いとしき世界(バラードver.)」はピアノの音色がメンバー一人ひとりのソフトな歌声を際立たせ、「Winter Prince(Spring ver.)」は春めいたアレンジと《僕はこの手を離さない》などの頼もしさ溢れる歌詞が、先ほど観客にプレゼントした“春のひと押し”のメンタリティと重なるよう。「無理無理無理(超ロックver.)」ではアグレッシブなサウンドとジャンプが多い振付で果敢に攻め、間奏では障害物競走を実施。エモーショナルかつエンターテインメント精神に満ちたステージを展開した。

広告の後にも続きます

障害物競走で1位に輝いた添田陵輔の頬に、笠松正斗がごほうびのキスをしようとした瞬間に「はじめてのチュウ」のイントロが流れる。投げキスの仕草を多用した振り付けでフロアとコミュニケーションを交わすと、ストーリー性のあるダンスが華やかな「乙男」、闘志を焚きつけるロックナンバー「鼓動のFighters」とスピードを上げていった。
大谷篤行や中山清太郎が実際に歌うなどしながらメンバー全員で丁寧に観客へ振り付けをレクチャーし、ラストは最新シングル曲「ウオー!サオー!」。5人が内藤を取り囲んで乗り物を形作る場面は、本当にマシーンに乗って飛んでいるように見えるほどの迫力で、6人は歌の隙間を縫って喉を枯らしながら観客へと呼び掛ける。観客もそれに応えるように、身体を動かして楽曲を楽しんだ。観客全員を自分たちの神輿に担ぎ上げてしまうような、たくましい包容力を感じさせるステージだった。

SET LIST

世が世なら!!!
01. Mo-Mo-No-Rock
02. Happy Birthday!!!
03. 下剋上、はじめました。
04. Dance Section
05. いとしき世界(バラードver.)
06. Winter Prince(Springver.)
07. 無理無理無理(超ロックver.)
08. はじめてのチュウ
09. 乙男
10. 鼓動のFighters
11. ウオー!サオー!

それぞれのメンバーカラーのジャケットとドット柄のシャツの最新衣装を身にまとったTHE SUPER FRUITは、1曲目に「Seven Fruits」を届ける。“フレッシュジュース”がテーマの楽曲ゆえ、振り付けには搾る仕草やターンが多く用いられ、円や球体を彷彿とさせるアクションは瑞々しいフルーツを擬態するよう。たちまちステージはフルーツバスケットのごとく、カラフルで優雅な空間に様変わりした。

曲が切り替わると松本勇輝がすかさず星野晴海へマイクを手渡し「学園天国」へ。THE SUPER FRUITは小田惟真と田倉暉久が全曲で、あとのメンバーはローテーションで楽曲ごとにボーカルを務めるという、ボーカリスト3人体制を取っている。ミックスジュースのごとく、異なる組み合わせの3つの声で楽曲の世界を作るのだ。
するとマイクを持たないメンバーは、声以外の表現に注力する。ダンス、歌詞に合わせた表情、リップシンクなど全身で楽曲を届けるスキルは、ライブの場で魅力的に輝いていた。足を止める間もなく舞台上を踊りまわる姿はかなりダイナミック。鈴木志音がマイクを持った「素敵なMy Life」も、ナチュラルな歌唱と軽やかながらに躍動的なパフォーマンスのコントラストが小気味よい。

小田惟真 田倉暉久 星野晴海 堀内結流 鈴木志音 阿部隼大 松本勇輝

「パノラマ」の後はダンスセクションへ。アダルティなインストに乗せてソロだけでなく3人、5人と様々な編成でパフォーマンスし、ロック調のインストではエアギターやエアドラムを取り入れたダンスで楽しませる。阿部隼大がマイクを取る「馬鹿ばっか(デジタルロックver.)」ではメンバーも果敢に観客を煽り、「Someday(JAZZ ver.)」ではムーディかつスマートに会場を陶酔させる。楽曲ごとに異なる表情を見せ、ジャンルにとらわれないアーティストであることをあらためて強く印象付けた。

MCでは各メンバーの春エピソードに花が咲く。松本勇輝と鈴木志音は中目黒に夜桜を観に行ったこと、星野晴海と堀内結流は大学の入学式にスーツを着たことを明かし、高校2年生になったばかりの最年少の小田が話に入れないことへ不満をあらわにするなど、お互いに茶々を入れながら和気あいあいとトークを繰り広げた。
最新シングル曲「サクラフレフレ」ではつぼみを咲かせるような生命力で会場を包み込み、堀内がマイクを取る「君はリアコ製造機」ではメンバー全員でマイクリレーをしながら愛の言葉を伝えていく。そのときめきをより加速させたのが、代表曲でありデビュー曲「チグハグ」だ。歌詞のメッセージを春風のようにソフトかつエネルギッシュに届けるボーカル、楽曲の多幸感を存分に体現するダンスで観客を高揚させた。

  • 1
  • 2