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唐沢寿明「俳優冥利に尽きる作品」内田有紀「みんなが唐沢さんに道場破りに来るような現場」期待のサスペンス大作に手応え十分「連続ドラマW フィクサー」【インタビュー】

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 ある夜、総理大臣を乗せた自動車が事故に遭い、運転手が死亡する。総理が意識不明の重体となったことで、権力の座を狙う政治家、真相を追う刑事やジャーナリストたちが動き出す。その中心で暗躍するのは、刑務所帰りの謎の男、設楽拳一。関係者たちを手玉に取る拳一の目的、そして事件の裏に隠された真相とは…。4月23日からWOWOWで放送・配信スタート(第1話無料)となる「連続ドラマW フィクサー」は、3Seasonで全15話にわたって展開されるノンストップサスペンス大作だ。超豪華キャストが集結した本作の主人公・設楽を演じる唐沢寿明と報道番組キャスター・沢村玲子役の内田有紀が、撮影の舞台裏やドラマの見どころを語ってくれた。

-脚本を手掛けたのは、唐沢さん主演の「白い巨塔」(03~04)をはじめ、数々のヒット作を送り出してきた井上由美子さんです。脚本を読んだときの感想は?

唐沢 井上さんとは今まで何本もやっていて、それぞれ素晴らしいんですけど、その中でも今回は特に「来たな!」という感じです。こういう作品に出られてよかったなと、つくづく思います。

内田 台本を読む手が止まりませんでした。たくさんの登場人物一人一人がみずみずしく描かれていたので、「全員に命が吹き込まれている台本だな」と感じました。最後までワクワクしながら一気に読んでしまい、とても刺激的な経験となりました。

唐沢 登場人物それぞれのバックグラウンドがちゃんと書かれていて、俗に「脇」と言われる人たちが自分の足で立っている。だから、主役だけじゃなく、みんなやりがいがあるんじゃないかな。逆に自分はあまり前に出なくていい感じで。拳一が言ったことに対して、人が動いたり、状況が変わったり、というようにすごく見応えがあるから。

-唐沢さん演じる設楽がさまざまな人物と関わることで、ちりばめられた謎や思惑が少しずつ明らかになっていく展開はとてもスリリングです。

唐沢 拳一は語り部みたいなもので、いっそナレーションでもよかったんじゃないかと思うぐらいで(笑)。皆さんがこの作品の作風を分かっていて、脚本も十分に読み…

 
   

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