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真の多様性とは?「ライフ・イズ・クライミング!」のコンビが特別授業で高校生と白熱トーク

キネマ旬報WEB

 

視力を失ったクライマーのコバ(小林幸一郎)と視覚ガイドの相棒ナオヤ(鈴木直也)が、アメリカで想像を超えるクライミングに挑むまでを描いたドキュメンタリー「ライフ・イズ・クライミング!」が、5月12日(金)より新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、YEBISU GARDEN CINEMAほかで全国公開。《ダイバーシティの実現に向けてできること》をテーマに、ふたりが4月18日(火)に東京都立西高等学校で行った特別授業のレポートが到着した。

 

▲小林幸一郎(左)と鈴木直也(右)

 

特別授業には13名の生徒や保護者が参加し、小林幸一郎(以下、小林)と鈴木直也(以下、鈴木)を拍手で迎えた。前半のトークは、映画の感想を述べ、小林と鈴木が生徒の質問に答えていく形で進行。

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小林のクライミングをガイドする鈴木が「マイクを使わずに地声で意思疎通を図っているという点が印象に残った」と生徒がコメントすると、

小林は「初めてナオヤと会った時から声の“力”を感じていたわけではないんです。いくつか大会に出場する中で、自分が勝てる理由を考えるようになったんですが、自分の努力だけではあんな結果は得られなかった──あの“声”があるから、自分の出せる力を出せている、『やってやる!』という気持ちになっているということに気づきました。テクノロジーの時代ですが、人間の力がそこにはあると感じています」と説明。

続けて、真のダイバーシティを実現するには何が必要かという議論に。

生徒が「国とか地域といった境目を最初からつくらず、“隣人(となりびと)”という意識を共有していくのが大事だと思います」と述べると、

小林は「これから皆さんの時間の中で、“国籍”だったり“文化”だったり、(自分と他人を)比較するような言葉が増えていくと思います。そういう境目を表す言葉について考えることで、垣根が下がっていくと思います」と語りかけた。

また別の生徒が「ハンデがある人とない人が関わっていく中で、自分や相手にハンデがあることを認めたうえで、それを卑下したりするのではなく、他の良いところや悪いところも見て、判断して付き合っていけばいいのではないか」と思案すると、

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