また、モニターチェックとなると、移動先・出先で行う場合もあるのだが、その点も安心。インビーダンスが24Ωなので、キンバーケーブルさえあれば、アンプなしでラップトップに接続して使ってチェックすることも可能だ。
さらに、製造・販売にもこだわりが詰め込まれている。30年売り続けるために特殊な素材を使わず、グローバルでの展開を見据えてソニーマーケティング株式会社からの発売にしていたり、購入日から1年間の無償修理メーカー保証も行われるなど、万全の体制で世界のクリエイターに向けてリリースされることになるだろう。
自宅での制作時間が増加していたり、新たにクリエイターとして制作を始める人も多いコロナ禍以降の社会。そんななかでホームスタジオ用のモニターヘッドホンとしてリリースされる『MDR-MV1』は、DTMユーザーにとって必須かつ新たなスタンダードとなる一台になっていくかもしれない。
(文=中村拓海)