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半屋外で開放的!着替えず公園感覚で立ち寄れるコスパ◎のジムが人気

パラサポWEB

コロナ禍によって一層深刻化した運動不足。テレワークの普及や外出の自粛などで明らかに運動量が減ったことにより、今後人々の健康に影響が出るだろうと警鐘を鳴らす専門家もいる。一方で、新型コロナウイルスが流行し始めた頃、スポーツジムではクラスターが起きやすいといった根拠のない噂によって、ジムを退会する人が増えたという風評被害も起きていた。そんな困難な状況を逆手に取り、新しく誕生したスポーツジムを紹介しよう。

壁のない牛舎構造でコロナ禍でも安心して運動を

住宅街に建つ、牛舎構造を採用した「ファームステーションジム」

今回ご紹介するのは千葉県八千代市にある「ファームステーションジム」というスポーツジム。運営する会社の母体は、成田ゆめ牧場(千葉県)を経営する秋葉牧場ホールディングスだ。1887年に搾乳専業牧場として創業した同社は、カルシウムが豊富な牛乳を通して、人々の健康に貢献してきた。その後、同じ健康という視点からスポーツジムの経営に乗り出した。

「コロナ禍の初期の頃、ジムの会員の方達から『体は動かしたいけれど閉鎖的な空間で運動をするのは怖い』というご意見をいただきました。そこで、どうにかできないかと考えて作ったのがファームステーションジムです」

と、話してくれたのは株式会社秋葉牧場の本社管理部で、スポーツジムなどの運営に携わる橋本大助氏だ。

秋葉牧場ホールディングスが運営する成田ゆめ牧場の牛舎。確かにファームステーションジムと構造がそっくりだ

「酪農の歴史を見ると、狂牛病や口蹄疫など、感染症との戦いでもあります。ですから酪農を主たる事業としている我々には、牛舎構造が感染症予防に有益だという知識や、感染症対策のノウハウがありました。それを活用して、会員様に安心して運動してもらう環境を提案できるんじゃないか? ということから新しいジムの開発を検討しはじめたんです」(橋本氏、以下同)

ボディービル発祥の地と言われる、アメリカ、カリフォルニア州にあるマッスルビーチジム。ビーチ沿いの一角にあり、完全な屋外型になっている

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さらに、ジムで使用するマシーンをアメリカから輸入しているパートナー会社から、アメリカのフィットネス最新事情をキャッチしていた。

「アメリカでは24時間営業、あるいはアウトドア感覚のジム、公園感覚で気軽に利用できるジムがだいぶ前から浸透しているということでした。日本でもそうしたジムを始めるなら今なんじゃないか、という話になったんです」

こうして時代の流れと持っていた知識やノウハウがうまくマッチしたことで、2020年12月にファームステーションジムは誕生した。

牛舎構造だからこそ実現したリーズナブルな利用料

ファームステーションジムの内観。明るくて風通しがよく、マシーンも充実している

ファームステーションジムのある八千代市はもともと、成田ゆめ牧場の前身となる牧場があった土地で、今も本社は同市にある。建物は牛舎構造を参考に壁をなくした半屋外型。天井にとりつけられた送風機は空気を循環させ、部分的に半透明の素材を使った天井からは太陽光が射し込むので殺菌作用も期待できる。まさに酪農で培った感染症対策のノウハウを生かした作りになっている。利用するには会員になる必要があるが、入会費は無料で、必要なのは入会手数料の550円と、ジムに出入りするためのICチップカード代2200円だけ。月会費も3980円(2023年3月現在)と、一般的なジムに比べてかなりリーズナブル。

「ファームステーションジムには、ロッカーもシャワーもありませんし、壁もエアコンもないので、建設のための初期費用をかなり低く抑えることができました。そのため、会員の皆様に安くご提供できています」

「自分のまちがジムになる」という新たな価値の提案

ICチップカードを使ってセキュリティを管理している出入り口

半屋外と言っても、周囲は植栽で囲まれており、入口のドアは出入りの際にICチップカードをかざさなければ開かない。受付がなく無人ではあるが、系列ジムのスタッフがモニターで内部をチェックしているので、防犯面も安心だ。また、利用する際は専用のウェアや靴に着替える必要はなく、好きなスタイルで運動をすることができるという手軽さも魅力のひとつとなっている。

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