
「書店オリジナルのフェア」を取材を通してお伝えしている本屋遊泳。
今回はフェアという形ではありませんが、ユニークな方法で本の面白さを届けている書店さんを取材しました。
この記事ではオリジナルポップを通して、本との出会いをつくっている「木村書店」さんを紹介します。
今回はフェアという形ではありませんが、ユニークな方法で本の面白さを届けている書店さんを取材しました。
この記事ではオリジナルポップを通して、本との出会いをつくっている「木村書店」さんを紹介します。
ポップを通した本との出会い
「手描きポップ100選」という名前を聞いただけで、なんだか心がわくわくしませんか?青森県八戸市の海辺近くにある木村書店。ポップ担当者(通称ポプ担さん)が作成するオリジナルのポップを通して本の魅力を伝えている書店さんです。
ポプ担さんが作成するポップは、かわいいイラストとキャッチフレーズによって、思わず本と手に取ってしまうような工夫がされておりSNSでも大人気です。
「中を開けばこんなに面白い本がたくさんあるので、まずはその表紙に少しでも目を向けてもらうきっかけになれたらという気持ちでポップを作るようにしている」と語るポプ担さん。
年齢や性別などターゲットを決めずに、仲のいい友達やご近所さんにおすすめする意識でポップを作るのがコツだそうです。
ポップを描く基準は「ポプ担さんが面白いと思った本」で、メインは絵本、写真集、雑誌。
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最近は児童書、実用書などにポップをつけることが多いそうですが、面白い付録のついた雑誌やハマっているゲームの攻略本にまでポップをつけることもあるそうです。
ジャンルを縛らずにいろんな本を紹介しているのも、このコーナーに立ち寄りたくなる人気の理由なのかもしれません。
ポップごと本を買うことができるのも魅力
木村書店さんでは本を購入するとポップも一緒にもらうことができます。
本と一緒にかわいいポップを持ち帰ることができるのも嬉しいですが、本と出会った時のインパクトや喜びを思い出として形に残しておけるのもここだけの魅力です。
また、ほぼ毎日ポップを作成していますが、同じポップを何枚もつくることはないそうです。
2023年4月7日