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「無条件に残酷でグロい…」韓国最凶ゴア・ムービー『オオカミ狩り』の鮮血にまみれた魅力

MOVIE WALKER PRESS

『共謀者』(12)や『メタモルフォーゼ/変身』(19)など、予想のつかないストーリーテリングと容赦ない暴力のつるべ打ちで韓国ジャンルムービーのマスターとなったキム・ホンソン監督。彼の新作バイオレンス・サバイバルアクション『オオカミ狩り』(4月7日公開)は、日本公開を前にホラー映画ファンから早くも熱視線が注がれている。そんな注目作から今回、スリリングな場面写真の数々が届いた。

■極悪犯が暗躍する地獄の貨物船!ゴア・ムービーの新たなマスターピース

フィリピンに逃亡した13名の極悪犯罪者たちと20名の刑事たちを乗せた貨物船“フロンティア・タイタン号”は、マニラから釜山に向けて静かに航行していた。しかし、密かに脱走を企てていた殺人犯ジョンドゥ(ソ・イングク)によって暴動が勃発。仲間以外は平気で手にかける犯罪者たちと、そんな彼らに立ち向かう刑事たち。そこに、眠っていた“怪人”が目を覚まし、血で血を洗う戦いの火蓋が切って落とされる。

2017年にフィリピンへ逃亡した韓国人犯罪者47名の集団送還のニュースにインスピレーションを受けて完成された本作。このたび届いた場面写真は、本作の凶暴なムードと血なまぐささが匂い立つ危険なシーンのオンパレードとなっている。

■大胆なイメージチェンジで極悪犯に変貌したソ・イングクら、凶暴なキャラが大集結!

第一級の極悪殺人者ジョンドゥに扮するのは、若手人気俳優のソ・イングク。狂気に満ちた悪役を演じるため16㎏増量するなど、徹底的な役作りで『オオカミ狩り』に臨んだ。解禁された場面写真では、ためらうことなくナイフを振りかざす残忍な横顔を見せ、観客の恐怖心を煽りつつ興奮も誘う。“キス職人”の呼び声も高いロマンティックなイメージから、役者として大きく変貌を遂げた野獣のようなルックスに期待感が高まる。

また、撮影時に使用された血のりは2.5トンという、レジェンド級のグロテスクな演出も見逃せない。解禁された場面写真でも、血の海で吐血しあえぐ犯罪者の姿や、返り血に顔を染めながら銃をかざすキャラクターの姿が好奇心を刺激する。

■海外評も絶賛の嵐!「文句なしのスプラッター大作」「ひねりの効いたプロット」

『オオカミ狩り』は、ポン・ジュノ監督の『グエムル-漢江の怪物-』(06)以来、韓国映画としては16年ぶりに第47回トロント国際映画祭のミッドナイト・マッドネス部門に正式出品となったほか、第55回スペイン・シッチェス国際ファンタスティック映画祭コンペティション部門で審査委員特別賞・特殊効果賞を受賞。「無条件に残酷でグロい」(Dread Central)、「文句なしのスプラッター大作」(jimschembri.com)、「残虐で血生臭い映画」(Stuff.co.nz)、「凄まじい五感攻撃」(Nightmare on Film Street)などと絶賛された。
アメリカを代表する批評集積サイト「ロッテン・トマト」にも、いち早く映画を鑑賞し、心を鷲づかみされた批評家たちの熱い感想が並んでいる。「この韓国のホラースリラーで、切り裂かれた頸動脈と突き刺さった頭蓋骨の数だけ1ポンドあったら、おそらくこの映画の全予算を上回るだろう」(Phil Hoad)という、ウィットに富んだ表現で凄まじいグロテスク描写を賛美するコメントもあれば、ジャンルムービーとしてのクオリティに感嘆する声も。また「『オオカミ狩り』は、たくさんのゴア描写を楽しむことができるが、このSFホラー映画には、スリリングなアクションが満載のしっかりとしたストーリーもある。ひねりの効いたプロットと印象的なキャラクターが、『オオカミ狩り』を普通の血みどろホラー映画よりも良くしている」(Carla Hay)と、巧みな脚本についても称賛が寄せられている。

日本公開に先立ち、キム・ホンソン監督は「大勢の役者が激しくぶつかり合って生み出されるシナジー、そこからくる緊張感、そして想像を絶する型破りなストーリー展開とバイオレンスなアクション、これらすべてをぜひ劇場で体感してください」と、期待を煽るコメントを寄せている。この危険すぎる話題作に、ぜひ乗り遅れないでおきたい。

文/荒井 南
 
   

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