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「タモリ倶楽部」終了で思い出すタモリが経営する「幻の博多うどん屋」

アサ芸プラス

「ここはタモリさんのお店ですか」

 と聞きたかったが、そうすると警戒されてしまうので、我慢していた。

 ある日の昼下がり、私が店に行くと先客はフサフサの髪の、40代とおぼしき小柄な男性が一人だけ。どうやら今日も空振りのようだった。いつものごぼ天を注文して、カウンターでどうしようかと思案する。ごぼ天が目の前の置かれて食べ始めると、先客が出ていって店内には私一人だけが残された。そこで意を決して、職人に話しかけた。

「なんかウワサによると、タモリさんが出したお店だと耳にしましたが、本当ですか」

「よく知っていますね。本当ですよ」

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 笑いながら、職人はあっさり認めたのである。

「では、タモリさんが食べに来ることもあるんですか」

「来るもなにも…さっきもいたじゃないですか」

 ケラケラと笑う。

「はぁ?」

「お客さんが入ってきた時に、そこに座っていたでしょう」

「あの人が…!?」

 てっきり整髪料で固めた髪型がタモリだと思い込んでいたのが、失敗だったのだ。結局、お店は1年ほどで閉店してしまい「幻のうどん屋」と伝説になったらしい。

(深山渓)

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