夢で見た女性ラモーナに一目惚れした22歳のアマチュアバンドマンのスコット・ピルグリムが、彼女のハートを射止めるために、恋の邪魔をする7人の元カレたちに戦いを挑んでいく物語が展開した『スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団』。ゲームのような効果音やアメコミのような吹き出しを組み合わせるなど遊び心あふれた作風で公開当時大きな話題を集め、いまなおカルト的な人気を誇っている。
今回制作が決定したアニメシリーズの物語の全貌はまだ明らかにはなっていないが、ライトが製作総指揮を務め、アニメーション制作は日本が誇るアニメスタジオのサイエンスSARUが担当。原作者であるブライアン・リー・オマリーとベンデヴィッド・グラヴィンスキーが製作総指揮、脚本、ショーランナーとして参加する。
さらに映画版での主人公のスコット・ピルグリム役を演じたマイケル・セラを筆頭に、メアリー・エリザベス・ウィンステッドやキーラン・カルキン、アナ・ケンドリック、本作の後に大ブレイクを果たしたクリス・エヴァンス、そして本作から5年後にオスカー女優の仲間入りを果たしたブリー・ラーソンらが、映画版で演じたキャラクターの声優としてカムバックをはたす。
誰よりも“スコット・ピルグリム”を知り尽くした製作陣とキャスト、そして最先端の演出で国際的に注目を集めるサイエンスSARUがタッグを組んだ本作は、ファンの想像を超えるアニメシリーズとなること間違いなし。さらなる続報に乞うご期待!
■<コメント>
●エドガー・ライト(製作総指揮)
「私が自分のキャリアで成し遂げた最も誇らしく楽しかったことの1つは、『スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団』で最高のキャストを集め、彼らとともに制作に挑んでいることです。2010年の映画公開以来、何度か顔をあわせる機会はありましたが、いままで全員が再集結する機会がありませんでした。原作ブライアン・リー・オマリーと脚本のベンデヴィッド・グラヴィンスキーが、『スコット・ピルグリム』のアニメシリーズを作り上げました!このアニメはユニバースを拡げるだけではな い、、、とにかく見てほしいです。この壮大な新しい冒険のためにオリジナルキャスト全員を説得し、キャラクターの声を務めてもらうことができたことを、とてもうれしく思っています。楽しみにお待ちください」
●ブライアン・リー・オマリー(ショーランナー)
「再び以前の仲間が団結しています!豪華キャストが、エドガー・ライトの呼びかけで一人残らず集結しました。さらに、サイエンスSARUが驚異的なアニメーションで率いてくれるのですから、この冒険のためにこれ以上の良いチームないでしょう」
●チェ・ウニョン(製作総指揮/サイエンスSARU)
「スコット・ピルグリム、いよいよ発表!サイエンスSARU にとって今回の企画は色々な冒険があり良いチャレンジになったかと思います。アベル・ゴンゴラ監督をはじめすばらしいクリエーターやアニメーターが集まり、一緒に企画に取り組むことができたことをとてもうれしく思っております。みなさんにこの作品をお届けできることを楽しみにしております!」
文/久保田 和馬