17年11月に日経新聞が値上げし、19年1月には読売も続いた。19年10月の消費税率引き上げを挟んで、21年7月に朝日と毎日、21年8月に産経が値上げしている。なお、読売が本体価格を値上げするのは94年1月以来25年ぶりだった。
日本ABC協会がまとめた22年下期(7~12月)の平均販売部数は、読売新聞663万6073部、朝日新聞397万4942部、毎日新聞185万9147部、日経新聞168万0610部、産経新聞99万9883部。「コロナ前」の19年下期と比べた減少率は、順に16.4%、26.0%、19.9%、26.1%、26.4%。3年で部数の4分の1が消える状況でも値上げせざるを得ないのか、厳しい判断を迫られる局面だ。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)