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妹を残して故郷をあとにした兄 トンネルで妹の幽霊と遭遇 青木柚主演「なぎさ」公開決定

映画スクエア

 古川原壮志監督の長編デビュー作「なぎさ」が、2023年5月12日より劇場公開されることが決まった。

 「なぎさ」は、頼れる親のいない環境で育った文直とその妹・なぎさを描いた作品。広い世界を求めるように、成長した文直はなぎさを残し、ひとり故郷をあとにする。3年後、偶然訪れた⼼霊スポットのトンネルで、文直はなぎさの幽霊に会う。そこはなぎさが事故死した現場だった。トンネルの暗闇の中、文直はなぎさを探してさまよい始める。

 主人公の文直を演じるのは、「はだかのゆめ」「うみべの女の子」などの主演作が続く青木柚。妹のなぎさを、撮影当時弱冠12歳で、本作が映画初出演となった山﨑七海が演じる。三浦誠己や宇野祥平らが脇を固める。監督は、テレビCMの監督として活躍するかたわら、短編映画「なぎさ」「Birdland」などを制作してきた古川原壮志。本作が長編デビュー作となる。

 青木柚らのコメントも公開された。コメントは以下の通り。

【コメント】

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■青木柚(主人公・文直役)

2020 年の撮影から時を経て、こうして劇場で上映される事、本当に嬉しく思います。
文字通り真っ暗なトンネルの中にいた10代最後の夏。
消えることのない文直の痛みと自分自身の弱さを重ね合わせながら、なぎさを、そして自分を探し彷徨う日々でした。
古川原監督がずっと大切に抱えてきたこの作品を、まっくらな劇場で、そばに感じていただけたら幸いです。

■山﨑七海(なぎさ役) 
まず、オーディションの結果を事務所の方から電話で聞いた時、嬉しくて泣いたことを覚えています。
ただ、「なきさ」という作品は初めての映画出演ですごく不安だったり自分で大丈夫なのかと⼼配になる時もありました。
そんな時に古川原監督、スタッフの皆さんが本当に細かく丁寧にフォローをしてくださって。 そのおかげで、このなぎさという役を演じることが出来ました。
「なきさ」という作品に出会って沢山のことを学ぶことが出来ました、皆さんに本当に感謝しています。
初めての経験が「なきさ」で    本当にこの作品に出会えて幸せでした。
当時の全てが詰まっている作品なので是非沢⼭の方にご覧頂きたいです。

■古川原壮志監督
この映画のアイデアは学生時代、二十年ほど前に生まれました。そして仕事や生活に追われながらもプロット、脚本と時間をかけてこの映画の製作へと至ることができました。フィルムメイカーの誰もが抱き進んできた道程だとは思いますが、こうして自作の公開を迎えられること心から嬉しく思います。あの 時抱いていた「新しい映画」を追い求めた所存です。それを観客の皆様と共有できるならこれ以上喜ばしいことはありません。どうか触れたことのない新しい発見を、劇場から持ち帰っていただけますように。

【作品情報】
なぎさ
2023年5月12日(金)テアトル新宿ほか全国順次公開
配給:アークエンタテインメント
©️「東京組曲2020」フィルム パートナーズ

 
   

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