
3月31日にアルバム『ME』で待望のソロデビューを果たすBLACKPINK・JISOO(ジス)。これまで、JENNIE(ジェニー)が『SOLO』(2018年)、ROSÉ(ロゼ)が『R』(2021年)、LISA(リサ)が『LALISA』(2021年)をリリースし、いずれも大ヒットしたことから、ジスの楽曲にもに大きな期待と関心が寄せられている。
(関連:BLACKPINK JISOO、深みのある歌声を武器に4人目のソロ始動へ ルーツを活かしたJENNIE、ROSÉ、LISAの各曲も振り返る)
実際に、2月6日にアルバムの予約販売を開始してからわずか3週間で、先行注文数は124万枚を突破し、K-POP女性ソロアーティストの単一アルバム最高記録を更新している。(※1)今回は、そんな彼女がこれまで歩んできた奇跡を振り返っていきたい。
1995年1月3日に、韓国京畿道軍浦市で生まれたジス。幼い頃から歌や踊りが好きだったという彼女は、2011年7月にYGエンターテイメントのオーディションを受け見事合格し、練習生となる。練習生時代から、EPIK HIGHの「SPOILER + HAPPEN ENDING」(2014年)、HI SUHYUNの「I’M DIFFERENT feat.BOBBY」(2014年)などのMVに登場し、2015年にはドラマ『プロデューサー』にも特別出演。CMでは俳優 イ・ミンホやiKONと共演するなど、練習生時代から女優として活躍しており、注目を集めていた。
■MCに、女優に、マルチに活躍するオールラウンダー
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そんな練習生時代からファンの間では知られた存在だったジスは、2016年にBLACKPINKとしてデビュー。グループの最年長メンバーで、主にリードボーカルを担当している。
BLACKPINKといえば、ジェニーのクールなラップに、リサのキレ味あるダンス、ロゼのエッジの効いたなボーカルなど、パフォーマンス面においてメンバーそれぞれが強い個性を発揮している。その中でもジスの安定感あるハスキーな歌声は、彼女たちの楽曲において主旋律を彩る基盤のような役割を果たしている。彼女の明るく気さくなキャラクターは、BLACKPINKのバラエティでの活動にも生きている印象だ。
デビューしてから半年後には、GOT7・JINYOUNG(ジニョン)やNCT・ドヨンと共にK-POPアイドルの登竜門とも言われている音楽番組『人気歌謡』のMCに抜擢。また、ドラマ『アスダル年代記』(2019年)で俳優ソン・ジュンギと共演し、『スノードロップ』(2021年)で主演女優デビューを果たすなど、グループの枠を超えた活躍を見せた。
このように、ジスの魅力とは、歌って踊れて司会も芝居もできるというマルチな才能といえるだろう。
■世界的ブランドの顔をつとめ、ファッションアイコンとしても存在感を放つ
そして、2021年にはディオールのファッション&ビューティーのグローバルアンバサダーに就任。また、翌年にはカルティエにもグローバルアンバサダーとして起用され、ファッション業界からもラブコールを受けている。