「映画刀剣乱舞-黎明-」の初日舞台挨拶が本日3月31日に東京・TOHOシネマズ 日比谷で行われ、主人公・三日月宗近役の鈴木拡樹をはじめ刀剣男士を演じた主要キャスト10名が全員集結。監督の耶雲哉治とともに撮影を振り返り、映画の魅力を語り合った。

映画シリーズ第2弾となる本作は、歴史修正主義者が放った時間遡行軍に刀剣男士たちが立ち向かう物語。初日には鈴木のほか、山姥切国広役の荒牧慶彦、へし切長谷部役の和田雅成、山姥切長義役の梅津瑞樹、髭切役の佐藤たかみち、膝丸役の山本涼介、骨喰藤四郎役の定本楓馬、堀川国広役の小西詠斗、一期一振役の本田礼生、小烏丸役の玉城裕規が登壇した。

まず映画の感想を聞かれた鈴木は「VFXがすごくて、1000カット以上ですか。ものすごい数。日本映画の中ではかなり多いほう。VFXがナチュラルすぎて、もう、どこに使われているかわからない。そこも作り手の美学だったみたいです」とアピール。荒牧は「始まったときのワクワク感、これから刀剣男士がどんな物語を見せてくれるんだろう?という没入感がすごくて。そのままエンドロールにたどり着いた。ものすごく満足感の高い映画です」と胸を張った。

三日月宗近、山姥切国広、山姥切長義の三つ巴のアクションシーンの話題も。荒牧は「監督から物理的に近い距離で殺陣をしてほしいと要望があって。我々は(衣装に)からまるものが付いてる3組ですので。なかなか大変でした」と切り出し「我々も近ければ、迫力を映し出すためにカメラマンさんも近い。そこでのチームワークもがんばりました。これで決まった!と思ったら、最後の最後、カメラマンさんがツルッとこけて(笑)」と回想する。耶雲も「布が本当にやっかい。でも『こうやって』と伝えると、パッと演じてくれる。もう本当に布のプロ。布プロです」と称賛。荒牧は「そうですね。もう布とは長いお付き合いになりました」とほほえんだ。


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和田は本作における殺陣のこだわりを「前回はナイトのように重心が高いイメージだったんですけど、今回はドシッと下に落として、一撃の重さを意識しました」と説明。定本は「前回は顕現したばかりで右も左もわからない骨喰。それから時間が経って、今作では骨喰としての意思の強さ、芯の強さを表現できたらと思ってました」と明かす。前作からの成長が際立った2人について、耶雲が「4年前と比べてすごく成長してます。和田くんは現場での立ち振る舞いも完全にスター。現場で座らないんですよ。でも和田くんが座らないから周りの人も座れない」と冗談交じりに打ち明けると、和田は「いやいや、ややこしいやつじゃないですか!」とたじろいだ。