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オスカー受賞のブレンダン・フレイザーも手放しで絶賛!『ザ・ホエール』は若手女優セイディー・シンクに注目

MOVIE WALKER PRESS

第95回アカデミー賞で主演男優賞とメイクアップ&ヘアスタイリング賞の2冠に輝いた、A24製作・配給によるダーレン・アロノフスキー監督の最新作『ザ・ホエール』(4月7日公開)。272キロの巨体の男チャーリーを圧倒的な存在感で演じきったブレンダン・フレイザーの演技に絶賛の声が寄せられているが、さらに本作で見逃せないのは、チャーリーの娘エリー役を演じたセイディー・シンクだ。

幼いころに自分を捨てて家を出ていった父チャーリーへ憎悪の感情を抱いているエリー。思春期特有の不安な気持ちを激しく表現できる高い演技力が求められるこの役に抜擢されたシンクは、人気ドラマシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」でマックス役を演じた現在20歳の注目株。アロノフスキー監督は「ブレンダンをキャスティングした後、彼に立ち向かえる強さを持った役者をどうやって探そうか考えていました」と振り返り、「ストレンジャー・シングス」でシンクを見つけたことを明かす。

「彼女は本当にすばらしく、画面に登場するたびに作品が明るく輝くようでした。セイディーのことを想像しはじめたら、ずっと頭から離れなくなりました」。そして実際に一緒に仕事をしてみた感想として「非常に賢くて優れた直感力があるうえに、技術的なことも熟知している。カメラをちゃんと意識しながらも生々しい感情を表現してくれました」と大絶賛。父娘の関係を演じたフレイザーも「セイディーがあまりにすばらしいので、僕もチャーリーと同じようにエリーの未来を信じました」と手放しで賛辞を送った。

一方「ブレンダンやダーレン、多くのスタッフたちに助けられながらすばらしい体験ができました」と振り返るシンク本人は、「これほどなにかに自分自身をありったけ注ぎ込んだのは初めて。エリーがまとっているいくつもの層をゆっくり剥がしていくのが楽しかったです」と楽しみながらエリー役を演じたことを告白。そして「本作は人間がいかに複雑な性質を持つ生き物であるかということを描いている物語。エリーに関しては色々な解釈があると思うけど、私自身は彼女を応援しています。映画を観た人が、エリーに少しでも寄り添ってくれることを願っています」と語った。

ちなみに劇中で幼いころのエリー役を演じスクリーンデビューを飾ったのは、セイディーの実の妹であるジェイシー・シンク。ハリウッドを代表する人気姉妹女優ダコタ&エル・ファニングも『アイ・アム・サム』(01)のなかで姉妹で同じ役を演じ注目を集めた。ファニング姉妹を思わせるキャリアを歩み始めたシンク姉妹の今後の活躍に期待しながら、まずはその見事なパフォーマンスを劇場で目撃してほしい。

文/久保田 和馬
 
   

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