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「餃子無人販売」の閉店相次ぐ!「高級食パン」と重なるブームの急降下

アサ芸Biz

 近年、全国各地で急増している無人餃子販売所。今年に入ってからも出店ラッシュが続いているが参入業者があまりに多く、飽和状態に陥っているとの声もある。

 3月13日には新潟地裁が同県内で無人販売所「新潟餃子工房」を展開していた「株式会社バード・アイズ」の破産手続きの開始決定を告示。運営会社の倒産とあってニュースや新聞でも報じられたが、閉店は以前から都市部・地方を問わず相次いでいる。

「餃子の原価率は約20%で、無人販売は店舗が多いほど利益率が上がるビジネスモデル。そのため、最初から多店舗展開するのが一般的です。しかし餃子の場合、『餃子の王将』や『大阪王将』などの餃子専門チェーンに加え、『幸楽苑』や『リンガーハット』など既存の大手飲食チェーンも冷凍、またはチルド餃子の持ち帰り販売や通販を行っています。つまり、無人販売店以外にも競合店が多いんです」(飲食業界誌編集者)

 レシピが単純な餃子は、コツさえ掴めば素人でも平均点以上のクオリティを出すことができる。極端な話、フードプロセッサーとミンサー(挽き肉機)さえあれば自宅をセントラルキッチン代わりにでき、餡を包む工程も餃子メーカーを使えばOK。店舗もショーケース兼用の冷蔵庫など設備は限られており、テナント料の安いところなら2〜3店舗出店しても500万円程度に抑えられるという。

「初期投資額が少ないので気軽に始められ、新規参入が多い要因となっています。今回破綻した業者はコロナ禍で飲食店が閉店に追い込まれ、餃子無人販売に再起を賭けるも経営的にかなり厳しい状況だったようです。同じように飲食店からの参入は多いですが、本業の損失を補填できるほど甘くありません。ひと足先にブームが終わった高級食パン店のケースが重なります」(前出・編集者)

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 低コスト、原価安という利点はあっても安定的に儲けるのは簡単ではないようだ。

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