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DeNAバウアーは「戦力として計算できない」 実績は史上最高級も…識者が懸念する「2年のブランク」

J-CASTニュース

DeNAに電撃入団した新外国人右腕トレバー・バウアーの雲行きが、怪しくなっている。

球団は2023年3月29日に、バウアーが26日の練習で右肩の張りを訴えことを明らかにした。入団会見で4月中の一軍登板を意気込んでいたが、5月以降にずれ込む可能性が高くなった。

3年前にサイ・ヤング賞獲得も…

DeNAは昨年に前年度の最下位から2位と大きく躍進。25年ぶりのV奪回を目指す今年、超大物右腕の獲得を発表して衝撃が走った。

バウアーは17年にインディアンスで自己最多の17勝を挙げるなど、メジャー通算83勝をマーク。レッズに在籍していた20年に新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、シーズンが60試合と大幅に短縮された中、11試合登板で5勝4敗、防御率1.73の好成績を残し、最優秀防御率、サイ・ヤング賞を獲得した。

投手としての実力はメジャートップレベルと申し分ないが、問題視されてきたのは素行だった。ドジャースに移籍した21年にDVの禁止規定違反で出場停止処分に。昨年は1試合もマウンドに上がることがなかった。今年1月にドジャースから契約解除されると、他球団も獲得までに至らず。海の向こうの日本で再出発を決断した。

「21年6月から実戦のマウンドに上がっていません」

「バウアーは21年6月から実戦のマウンドに上がっていません。どんないい投手でも2年近いブランクは大きい。今回の故障も患部の状態が軽度なのか、深刻なのかよく分からない。早期で復帰できる可能性は十分にあるが、投げるスタミナを考えると先発ローテーションで回るのは厳しいでしょう。戦力として計算できないのが実情だと思います」(スポーツ紙デスク)

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150キロを超える直球、カットボール、スライダー、カーブ、シンカーと全てが一級品で、卓越した野球理論にも定評がある。ファンの期待は大きいが、マウンドに上がらなければチームに貢献できない。バウアーの獲得はDeNAにとって吉と出るかそれとも――。

(中町顕吾)

 
   

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