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カメラのレンズ部分に値段シール…「取れない」と購入者悲鳴 ハードオフは謝罪「貼り場所に配慮足りなかった」

J-CASTニュース

大手リユースショップ「ハードオフ」の店舗でカメラの中古レンズを買ったところ、レンズ部分に値段シールが貼ってあってなかなか取れないと、ツイッターに投稿があった。

店を運営するハードオフコーポレーション(新潟県新発田市)は2023年3月30日、プライスシールの貼り場所に配慮が足りなかったと公式ツイッターで謝罪し、「一つ一つの商品を大切に扱うよう改めて周知し、再発防止に努めてまいります」と述べた。

「レンズクリーナーでも剥がせず、逆にシール跡が広がった」

透明なレンズの真ん中に、税込880円の値段シールが貼ってあり、それを剥がしても、ノリや紙の一部がこびりついている。

これらの写真は、カメラ好きだという「R氏」(@Rsi0703)さんが2023年3月29日、ツイッターに投稿した。ハードオフの店舗で買ったといい、レンズクリーナーで何度も拭いたがなかなか取れないという。

この投稿は、5000件以上リツイートされており、様々な声が寄せられている。「レンズに貼るのはありえない」「これやった店員の意識が低い」との指摘が出たほか、剥がすための様々なアドバイスが寄せられている。

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R氏さんは30日、J-CASTニュースの取材に応じ、「手ですぐに剥がせると思ったので購入しました」としたうえで、「手持ちのレンズクリーナーでも剥がせませんでした。逆にシール跡が広がってしまいました」と困惑ぶりを明かした。

店内では、他にも値段シールが貼られているレンズが売っていたとして、その写真も示した。ただ、「中にはちゃんと袋に入っているものもあったので、値付けをした店員さんによるとおもいました」とした。

値段シールのことで店に抗議する予定はないとしたが、「レンズやプラスチック、ゴムなどでできているテープ跡が残りやすいものには何かしらの配慮をしてもらいたいです」と訴えている。

カメラ用レンズを扱っている大手メーカーの広報部は30日、取材に対し、レンズに値段シールを貼ることについてこう話した。

「一つ一つの商品を大切に扱うよう改めて周知し、再発防止に努める」

「レンズは精密機器ですので、一般論として、NGなことをされていると思います。指紋が付いただけで、撮影に影響しますので、触ったり汚したりしてはいけません。シールを貼れば、ノリがレンズに付くと思いますので、止めてほしいと思っています」

カメラやレンズの修理を手がける業者も3月30日、取材に対し、「ノリが溶けて伸びると、なかなか取れません。撮影に直接影響しますし、あまりよくないと思います」と話した。そのうえで、シールを剥がす場合の注意点について、こう指摘した。

「溶剤を使いますと、種類によっては、レンズのコーティングが剥がれてしまいます。シンナーやベンジンはよくないでしょう。薄めたアルコールならいいかもしれませんが、コーティングに影響が出る可能性はあります。また、消しゴムを使うと、コンパウンドが入っていて削れることがあり、こすることはよくありませんね」

レンズに影響が出ないようシールを取る方法としては、次のようにアドバイスする。

「セロハンテープなどを使い、同じ粘着同士で剥がす方法が1つあります。もう1つは、綿棒を濡らしたり息を吹きかけたりして取る方法ですね。こすったり硬いものを使ったりすると傷つきやすく、溶剤を使うこともお勧めできません。シールがこびりついてしまったら、整備用の溶剤で剥がすことができますので、専門家に見てもらう方が無難だと思います」
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