■歌だけで演技する大泉洋の新境地
同作は「グレイテスト・ショーマン」を手掛けたスタッフによるミュージカル映画で、3月24日に公開されたばかり。主人公のライルは、言葉を話さず歌でしか想いを伝えられないワニ。人を感動させるほどの歌声を持つものの、ステージ恐怖症によってショーを台無しにしたという悲しい過去を持っている。それからは屋根裏でふさぎ込む毎日だったが、ある日隣に越してきた家族の一員・ジョシュも心に深い傷を負っていることを知ったライル。再び歌い始めるライルとジョシュは、歌で心を通わせていくことに。
主人公・ライルの大泉をはじめ、石丸幹二、水樹奈々といった豪華な顔ぶれが声を担当している同作。今回公開されたミュージックビデオ『Carried Away(夢のはざまで)』の楽曲が流れるのは、幸せな生活への希望が見えたところから急展開を迎えたあとのシーンだ。初めて自分の居場所ができるかもと思えたライルが、ジョシュへの種を超えた熱い友情を歌ったソロ・バラード。
ビデオでは、大泉が繊細ながら力強い歌声で楽曲を披露。映画の名シーンが流れるなか、どこか悲しい眼差しで歌う大泉の様子が収められている。