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ROTTENGRAFFTY、ゲストにハルカミライを迎え、歓声溢れるフロアに熱狂の余韻を残しツアーファイナルを完走!

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さらに、疾走感あふれるビートに儚さや哀愁を溶け込ませた「秋桜」、スカの裏打ちを心地よく織り交ぜた「相殺微量サイレンス」と、さまざまなサウンドアプローチのもと、最新アルバム『HELLO』のアッパーどころを立て続けに演奏。場内がどよめきと大歓声に包まれる、さすがのスタートダッシュを決めた。

ROTTENGRAFFTY(侑威地(Ba)) ROTTENGRAFFTY(HIROSHI(Dr)) MASAHIKO(Gt/FREEDOM BEATS ORCHESTRA)

バンドの救世主となったMASAHIKOをN∀OKIが仰々しく紹介したあともロットンは一向に手を緩めず、ファスト&ハードコアな「永遠と影」へ突入。「PLAYBACK」「THIS WORLD」といった攻撃的なライブ定番曲も投下され、NOBUYAが「殺す気でかかってこいよ!」と檄を飛ばしてヘドバンの嵐を大発生させるなど、1階のスタンディングエリアはもみくちゃの高揚ぶりだ。

「よかったなー、声が解放できるようになって。叶えたい夢も叫んどいたら実現するんで、どさくさに紛れてめちゃくちゃ言っといたほうがええよ」と喜ぶN∀OKI。また、ようやく対バンに至ったハルカミライとの今日までの経緯について、「2020年の『ハレルヤ Tour』の渋谷O-EASTが(コロナ禍で)できなかったんやけど、3年かかってここに辿り着きました!」「EASTで去年もう一回やろうぜってときに、ベースの(須藤)俊がね。アキレス腱を切ってしまって」「『ハジマザ』(『HAZIKETEMAZARE FESTIVAL 2022』)やったっけ?」「そう、『ハジマザ』でやんちゃしすぎて」「『普通に着地したんですけどね』とか話してたよな(笑)」「いや、あの高さから飛んだらどう見てもアカンやろ!」と、NOBUYAとともに語るシーンも。

ROTTENGRAFFTY

初めてハルカミライを目撃したときの驚きを思い返しつつ、彼らがこんなにも支持されている状況がとても嬉しいという2人。約4年半ぶりとなったオリジナルフルアルバム『HELLO』の制作にまつわる苦労(『京都大作戦』の翌日など夏フェスの時期にレコーディングしていた、那須川天心 vs 武尊“世紀の一戦”を東京ドームへ観に行っていたNOBUYAが試合開始前に呼び戻される)、バンドの体制が変わった点にも言及し、ここまで60本以上のライブをサポートしてきたMASAHIKOは「つらいことやムカつくこととして、酔っぱらったHIROSHIくんの介抱はありましたけどね(笑)。たくさん音楽をやらせてもらって感謝してます」と話す。

「これからもROTTENGRAFFTYでギターを弾いてくれますか?」と質問したNOBUYAに、「もちろん!」と笑顔で答えるMASAHIKO。「何はともあれ、結成23年ですわ。波状攻撃を食らうようなこともあるけど、生き抜いて生き続けたらどうにかなる。そんなロットンの諦めない強さをね、へばったときとかに力と糧にしてください」というN∀OKIのMCを受け、オーディエンスがスマホライトを照らす幻想的なムードの中でしっとり届けられた「ハロー、ハロー」、“I am FREE コレしか無いを抱いて”とバンドの泥臭い生きざまを歌った「It’s Alright」と繋ぐメロウなミディアムゾーンは、この日のハイライトと言えるくらい心打たれる時間だったと思う。

ROTTENGRAFFTY(N∀OKI(Vo))

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エレクトロ要素の濃いブライトな「D.A.N.C.E.」以降は再びブチ上がるメニューで、会場を存分にヒートアップさせたロットン。和メロに乗せたツインボーカルの交差が美しい「金色グラフティー」では、「3年間我慢してきたんだろ!? まだ行ったことのない境地まで行くぞ!」とN∀OKIがリードし、途轍もなくデカいシンガロングがエモーショナルに沸き起こる。これだけのキャリアを持つバンドが、今なお全力で「負けんな!」とフロアを鼓舞してくる姿は好感しかない。清々しく突き抜けた本編ラストの「さらけだせば」、「俺たちが京都から来た6人組ロックバンド、ROTTENGRAFFTYです!」という現体制を表したNOBUYAの去り際の一言にもグッときた。

約20年前にリリースしたヒップホップ調のナンバー「DESTROCKER’S REVOLUTION!!!!!」、地元・京都への愛が詰まったお祭りソング「響く都」、N∀OKIのハープが高らかに鳴る中で新たな始まりを告げた「切り札」と、アンコールまで自由奔放かつエネルギッシュなパフォーマンスで魅せたロットンは、いつでもライブハウスにいることを改めて誓い、今後は小さめのハコをいっぱい回ってまたZeppに戻ってきたいと宣言。そして、バンドを続けていく強い意志を示し、ひとつの節目となるツアーに幕を下ろした。待ちわびたROTTENGRAFFTYとハルカミライの対バンで、ひさびさに声が枯れるほど歌ったり叫んだりと、ファンも大満足の一夜だったに違いない。

SET LIST

ROTTENGRAFFTY

01.SPECTACLE
02.ハレルヤ
03.秋桜
04.相殺微量サイレンス
05.永遠と影
06.PLAYBACK
07.THIS WORLD
08.ハロー、ハロー
09.It’s Alright
10.D.A.N.C.E.
11.金色グラフティー
12.さらけだせば

ENCORE
01.DESTROCKER’S REVOLUTION!!!!!
02.響く都
03.切り札

LIVE PHOTO GALLERY

ROTTENGRAFFTY

NOBUYA(Vo) N∀OKI(Vo) 侑威地(Ba) HIROSHI(Dr) N∀OKI(Vo)
  • 1
  • 2

2023年3月30日

提供元: DI:GA ONLINE

 
   

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