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「あのオシャレなのは何?」自転車運転に要着用で人気急上昇「ホタテ貝殻ヘルメット」

アサ芸プラス

 道交法改正によって4月1日から自転車の運転者にヘルメット着用が求められる。努力目標として罰則規定は設けられてはいないものの、それが強制力に変わるのは時間の問題かもしれない。

「ちょっと近くに買い物に出かけるだけの時にはメンドクサイ」

「これからヘルメットを買ってまで、かぶるかどうかはちょっと…」

 自転車利用者からはそんな声も出ているが、どうせかぶることになるならシャレたヘルメットを、とも思う。

「自転車のヘルメットを探していた時に、コレをテレビで見て、オシャレなのと環境に優しいというので、買ってみました」

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 こう話すのは、30代の主婦である。いったいどんなものかといえば、

「廃棄するはずのホタテ貝殻をペレット状にした後で、リサイクルプラスティックと組み合わせた、カラスチックという加工品で作られたヘルメットです。HOTAMET(ホタメット)というネーミングで、この3月から販売されています」(モノ雑誌関係者)

 ホタテの貝殻は道路の舗装工事の際にコンクリートに混ぜて使用されることがあったが、全国でおよそ20万トンが廃棄されるため、その使用量は微々たるものでしかなかった。それを新たに、ヘルメットに生まれ変わらせるという発想である。

 ホタテの貝殻のクネクネしている溝はトタン板の波状と同じで、強度が増すことは知られている。HOTAMETも上部に溝があり、一般的なヘルメットよりも強度が33%も向上していることが、実験によってわかった。

 これが作られるきっかけは、国内有数のホタテ産地である、北海道の猿払村にあった。貝殻の廃棄処分に困っていることを聞きつけた大阪の甲子化学工業と、タッグを組んだのだ。

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