ロシア軍が、核弾頭を搭載可能なICBM=大陸間弾道ミサイル「ヤルス」の演習を始めた。核戦力を誇示する狙いがあるとみられる。
【映像】運ばれる大陸間弾道ミサイル「ヤルス」
ロシア国防省は29日、西シベリアを拠点とする戦略ミサイル軍の部隊がICBM「ヤルス」を使用した演習を開始したと発表した。およそ300の装備を投入し3000人以上の兵士が参加するとしている。
「ヤルス」は核弾頭を搭載可能で射程はアメリカ本土を収める1万2千キロメートルと推測されている。
ロシア国防省はこの演習について「ことしの訓練計画に従ったもの」としているが、欧米諸国などに対し核戦力を誇示する狙いがあるとみられる。(ANNニュース)