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【BEYOND -2023シーズン-】1年目から「即戦力」の期待を背負う注目ルーキー6人

ベースボールキング

◆ 新人王も狙える注目ルーキーをピックアップ!

 3月30日に開幕するプロ野球。WBCでは侍ジャパンが3大会ぶり3度目となる優勝を果たしたことで例年以上の盛り上がりが期待できるが、どの球団も望まれるのは新戦力の台頭だろう。そんなレギュラー奪取を狙う若手選手についてフォーカスしてみたいと思う。今回はルーキーの中から即戦力が期待できる6人の選手をピックアップした。




■ 吉村貢司郎
生年月日:1998年1月19日(25歳)
ポジション:投手
身長・体重:183cm・85kg
投打:右投右打
出身地:東京都
所属チーム:東京ヤクルトスワローズ(ドラフト1位)

 社会人ナンバーワンの呼び声高かった本格派右腕。大学では故障も多く、社会人でも2年目までは調子の波が大きかったが、3年目の昨年は春先から安定した投球を続け、10月には日本シリーズを控えたヤクルトとの練習試合でも好投を見せた。上半身の力を上手く抜き、ゆったりとしたモーションからコーナーいっぱいに150キロ前後のストレートを投げ込む。スライダー、フォークなど変化球の制球も良く、全てのボールのレベルが高い。オープン戦でも5試合に登板し防御率0.53、奪三振率11.65と見事な成績を残した。セ・リーグの新人王の最有力候補と言えるだろう。




■ 小孫竜二
生年月日:1997年9月15日(25歳)
ポジション:投手
身長・体重:180cm・88kg
投打:右投右打
出身地:石川県
所属チーム:東北楽天ゴールデンイーグルス(ドラフト2位)

 最速156キロを誇る本格派のパワーピッチャー。遊学館、創価大、そして鷺宮製作所での2年目と3度の指名漏れを乗り越え、社会人3年目の昨年は大きくレベルアップを果たし。4度目の正直でのプロ入りを果たした。たくましい体格と躍動感溢れるフォームから投げ込むストレートはコンスタントに150キロを超え、数字に見合う威力がある。スプリットなど速い変化球も威力は十分だ。少し投球が単調になり、先発だともう少し緩急と緻密さが欲しいところだが、短いイニングであれば今のスタイルでも通用する可能性が高い。オープン戦でも1イニングの起用では3試合連続無失点と結果を残した。松井裕樹に繋ぐセットアッパーとして期待したい。




■ 金村尚真
生年月日:2000年8月29日(22歳)
ポジション:投手
身長・体重:176cm・83kg
投打:右投右打
出身地:沖縄県
所属チーム:北海道日本ハムファイターズ(ドラフト2位)

 実践力の高さが光る右腕。中学時代はU15侍ジャパンにも選出された逸材で、高校では目立った成績を残せなかったが、大学ではリーグ戦通算25勝、防御率0点台と圧倒的な数字を残した。ボールの出所を上手く隠したフォームが特長で、制球力の高さも既に一軍で上位のレベルにある。大学ではフル回転の登板だったことで少しスピードを抑える投球も多かったが、プロではしっかり登板間隔を空けて起用されたことで、球威も明らかにアップした印象を受ける。カットボールなど変化球も素晴らしいものがあるだけに、1年目から先発ローテーション入りも期待できるだろう。




■ 林琢真
生年月日:2000年8月24日(22歳)
ポジション:内野手
身長・体重:174cm・74kg
投打:右投左打
出身地:愛知県
所属チーム:横浜DeNAベイスターズ(ドラフト3位)

 スピードと器用さが魅力の内野手。駒沢大では1年春からレギュラーをつかみ、リーグ戦通算打率こそ2割台前半だったものの、それでも3位という高い順位で指名されたところにポテンシャルの高さがよく表れている。軽快なフットワークは一級品で、二遊間だけでなく外野も守れる器用さがあり、守備範囲の広さは一級品。また全身を使ったフルスイングで強く引っ張ることができ、積極的な走塁も魅力だ。オープン戦でも牧秀悟がWBCで不在ということもあって多く起用され、3割近い打率を残した。京田陽太、森敬斗のレギュラー候補が不振だっただけに、いきなりショートで抜擢されることも考えられるだろう。




■ 門脇誠
生年月日:2001年1月24日(22歳)
ポジション:内野手
身長・体重:171cm・76kg
投打:右投左打
出身地:奈良県
所属チーム:読売ジャイアンツ(ドラフト4位)

 抜群のパンチ力とスピードが魅力のショートストップ。高校1年春から大学4年秋まで公式戦全試合にフルイニング出場した経歴を持ち、その体力と強烈に弾き返す打球の強さから原辰徳監督からは『ストロング』という愛称をつけられて話題となった。キャンプ、オープン戦でも一軍での帯同を続け、攻守にわたる活躍で日に日に評価を高めている。力強いスイングと投手としても140キロ台後半のスピードをマークした強肩は大きな魅力で、上背の無さが全く気にならない。チームは坂本勇人の後釜となるショートが大きな課題となっているが、その座にルーキーの門脇がいきなりおさまる可能性もありそうだ。




■ 福永裕基
生年月日:1996年9月16日(26歳)
ポジション:内野手
身長・体重:180cm・85kg
投打:右投右打
出身地:滋賀県
所属チーム:中日ドラゴンズ(ドラフト7位)

 長打力が魅力の内野手。天理高校、専修大でも中軸を任せられていながらも、どちらかというと広角に打ち分ける上手さが目立つタイプだったが、社会人で年々打撃がスケールアップした印象を受ける。社会人4年目の昨年は春先から公式戦でホームランを連発し、プロ入りへの強い意思表示も見せたことで見事にドラフト指名を勝ち取った。7位という順位だが、年齢と社会人での実績を考えても1年目からが勝負となるが、同じ右打者の内野手だった阿部寿樹がトレードで移籍したことも追い風となるはずだ。オープン戦ではチームトップの10打点をマークするなどアピールに成功。セカンドの定位置獲得も十分に期待できそうだ。


文=西尾典文(にしお・のりふみ)

 
   

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