裁判が全てHプロの勝訴となったことで、申入書では「ミヤネ屋」において遺族側の主張に沿った放送内容となった経緯の説明と、Hプロへの謝罪を求めていたのだが、「ミヤネ屋」の回答は以下のようなものだったという。
「原告側、ご遺族側それぞれの主張等について、中立性、公平性、公正性に配慮した放送を行ったと考えている」
前出の関係者によれば、
「訴訟提起時には大きく時間を割いて遺族側の主張を報道する一方で、今年のHプロ勝訴判決の報道時間は1分45秒と短かった。Hプロは中立性、公平性、公正性に著しく欠けるとして、憤慨しています。確かに昨年12月、Hプロの社長が司法記者クラブで『結果をきちんと報道して下さい』と述べ、今年2月にも同じことを言っていました。それに『ミヤネ屋』が対応しなかったということです。木で鼻を括ったような回答書が、Hプロ社長の怒りを増幅させる結果となりました」
はたしてHプロ社長はBPO(放送倫理・番組向上機構)に訴えるなど、次の手を繰り出してくるのか──。