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人殺しプーさんは許せない!香港で“習近平に忖度”「プーさん映画」公開中止の余波

アサ芸Biz

 英国の童話作家、A・A・ミルン原作でディズニーアニメによって今や世界的の人々に愛されている「くまのプーさん」。そんな人気キャラを起用したホラー映画「くまのプーさん 血とハチミツ」が大きな話題となっているが、実は23日から予定されていた香港・マカオでの公開が直前になって中止になってしまった。

 本作は22年に著作権が米国で失効されたのを機に作られた制作費10万ドル(約1300万円)の英国の低予算映画。斧を振り回して人間を次々と襲う殺人鬼プーさんは専門家から酷評されていたが、1月に先行公開されたメキシコをはじめ、2月公開の米国・カナダ・英国では予想に反して大ヒットを記録していた(※日本での劇場公開は未定)。

 ただし、香港当局からは公開2日前に突然中止になった理由については発表されていない。ロイター通信の取材にも「この作品に関する商業的決定についてはコメントしない」と沈黙を貫いているという。

「実は、10年ほど前から中国の習近平国家主席がプーさんに似ていると言われ、これが転じてネット上では反政府の象徴になっていました。おそらく中国側からストップがかかったのでしょう」(香港在住ライター)

 中国政府はプーさんに関する出版物や映像作品にかなり神経質になっていると言われており、18年にはディズニーが制作した「プーと大人になった僕」という実写映画の公開も禁止されている。

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「もともと中国で公開される米国映画は一部のため、これ自体は珍しくありません。しかし、今回は一度は公開を容認しており、それを撤回しての中止です。さすがにプーさんが人を殺しまくるのは中国側にとってもイメージが悪すぎると判断したのでしょう。事実、海外在住の中国人からは《ホラー映画を装った習近平批判映画》といった書き込みも寄せられています」(香港在住ライター)

 香港・マカオでの上映は叶わなかったが、公開中止が報じられたことで結果的に世界中へのプロモーションになったのも事実。映画会社にとってはどっちに転んでも損はなかったようだ。

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