ほどなくしてアルバム『ALONE』のアートワークが掲げられる。そしてOMSBが戻ってきて「祈り | Welcome Back」を披露。ここでようやく気付いたが、今回のセットリストは前回のワンマン最後の曲で出発し、最初の曲でアンコールの幕開けになっているようだ。
DJ KRUSHの楽曲に客演した「ロムロムの滝」のあと、この日のラストMCへ。
「もっと次へ行かなきゃいけないし、自分を磨かなきゃいけないと改めて思う日々です。ガン見されて感謝。こうやって来てくれることが当たり前だと思ってないから。これから精進するから。これからも観に来てほしいと思ってます。本当に感謝しかない」
そこから「波の歌」、そして「大衆」。OMSBの気迫はだんだんと現実を見据えているようだった。そうだ、熱狂的な今晩のライブが終わったらまた日常がやってくる。また曲を作り自分と向き合い、家族との生活が待っている。それはオーディエンスも同じ。だがOMSBから得たエナジーが燃料になるはずだ。気付けば心のハイオクは満タンである。
そして誰もが〈誰にもなれないし、自分の普通をやる毎日〉に戻っていった。
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※1:https://realsound.jp/tech/2023/03/post-1276774.html
(小池直也)