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オコエが女王になる説も存在していた!?『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』胸熱の未公開シーンを一挙4本紹介!

MOVIE WALKER PRESS

『ブラックパンサー』(18)の続編、マーベル・スタジオの超大作『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』のMovieNEXと4K UHD MovieNEXが本日より発売。それを記念し、充実のボーナスコンテンツのなかから心躍る未公開映像を一挙4本紹介する。

偉大な王で、ヒーロー“ブラックパンサー”でもあるティ・チャラ(チャドウィック・ボーズマン)を失ったワカンダに海の帝国の脅威が迫り、ティ・チャラの妹で天才科学者のシュリ(レティーシャ・ライト)たちが、この危機に立ち向かっていく姿を描く本作。本年度アカデミー賞では、衣装デザイン賞を獲得したほか、助演女優賞、視覚効果賞など5部門でノミネートを果たした。

※以降、ストーリーの核心に触れる記述を含みます。未見の方はご注意ください。

■ダナイ・グリラ演じる戦士オコエをフィーチャーした2つのシーン

まずは、ワカンダの国王親衛隊「ドーラ・ミラージュ」の隊長を務める戦士オコエ(ダナイ・グリラ)の未公開シーン2本をご紹介。

1本目は、海の帝国を率いる謎の王ネイモアによるワカンダ襲来後、国境(ボーダー)族出身であるオコエが一族に戻り、叔父と2人でティ・チャラ亡き後のワカンダの未来について話し合う場面だ。叔父はオコエに対し「戦士の滝で行われる王位継承の儀式で一族の代表に名乗り出て、女王になるように。民も喜んで支持するだろう」と告げる。

オコエが「シュリはどうなるのか?」と問うと、叔父から「感情的な女性に、国の命運が左右されるべきじゃない」と返され、複雑な表情を浮かべる。まさにオコエがワカンダやシュリに対する想いや葛藤を垣間見られる未公開シーンだ。

もう1本は、シュリがタロカンへさらわれてしまった直後、1人でシュリの奪還に向かおうとするオコエの前に、彼女自身が育て上げた親衛隊「ドーラ・ミラージュ」が立ちはだかるというシーンだ。

ワカンダの女王ラモンダ(アンジェラ・バセット)の命により、オコエの行く手を阻む親衛隊に戦おうと身構えるオコエ。しかし、仲間たちから「我々全員、あなたが鍛えたのよ。師の血を流したくない」と懇願され、涙を浮かべながらも武装を解く。まさにオコエの隊長としてのプライドと、親衛隊との絆に胸が熱くなるシーンとなった。

■思わずひやり!CIA捜査官ロス捜査官の極秘任務を捉えたシーン

続いては、マーティン・フリーマン演じるCIAのロス捜査官による極秘任務を捉えた未公開映像だ。ロス捜査官といえば、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(16)でMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)に初登場し、前作『ブラックパンサー』では、ティ・チャラの恋人ナキア(ルピタ・ニョンゴ)をかばい銃弾を受けてしまったが、シュリにより命を救われる。いまや、すっかり善人かつ味方側のポジションとなった。

本作でのロス捜査官は、オコエやシュリに協力し、別人に扮して潜入任務を試みる。彼は機転を利かせ、見事コンピューターのハッキングに成功。緊張感がありながらも、クスッと笑えるという、ロス捜査官の人となりも伝わるシーンだ。

■シュリとワカンダを去るオコエとの別れを描いた感動シーン

今は亡き国王ティ・チャラの元恋人ナキアを訪ね、ハイチにやって来たシュリの前に、オコエが姿を現す。シュリから「もう護衛は必要ない」と言われたオコエだが「護衛ではなく、別れを告げに来た」と答える。オコエは、行く先について明言を避けるが、シュリがこれまでの感謝を伝えると「必要なら駆けつける。いつどこへでも」と声をかけて静かに去っていく。2人の切なくも温かい別れを描く感動的なシーンとなった。

MovieNEXにはこれらの未公開映像のほか、キャストとスタッフのインタビューを交えて制作の舞台裏を追った映像「ワカンダとタロカン」、国王だった兄を亡くしたシュリが、母ラモンダ、新キャラクターのリリ・ウィリアムズ(ドミニク・ソーン)らと共に未来へ突き進む映像「継承されるブラックパンサー」、思わずニヤリとしてしまう「NGシーン集」など、見応えのあるボーナスコンテンツが収録。ぜひ本編と共に、『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』を深掘りして楽しんでいただきたい。

文/山崎伸子
 
   

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