
[28日 ロイター] – 28日の米国株式市場で、映画館チェーン大手AMCエンターテインメント・ホールディングスが一時21%急騰した。ネット通販大手アマゾン・ドット・コムが買収を検討していると報じられたのを受けて買われた。
終値は13.2%高の5.15ドルだった。
娯楽業界のニュースサイト、ジ・インターセクトはアマゾンの創業者ジェフ・ベゾス氏がAMC買収を模索するために投資アドバイザーやエンターテインメント事業の責任者を派遣したと伝えた。
AMCにコメントを求めたが、回答はない。アマゾンはコメントを控えた。
アマゾンは昨年、米映画製作大手メトロ・ゴールドウィン・メイヤー(MGM)買収を完了。競争が激化するなか、動画配信サービス「プライム・ビデオ」を強化する狙いがある。
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新型コロナウイルス関連の規制が解除されてからも、物価高を背景に消費者が家庭外での娯楽支出を抑えているため、映画館の集客は厳しいままだ。
リフィニティブのデータによると、AMCは51億7,000万ドルの長期負債を抱えている。