「僕も選手時代、日が暮れてもひたすらバンカーショットだけ続けるみたいな練習とかやりましたけど、ただただツラかっただけでしたから(笑)」
超短期間でスウィング改造をするという、高難度の挑戦をしている渋野日向子。練習の後、再び青木翔コーチに師事することになった理由を聞くことができた。
「戻ったのは、楽しさを取り戻すっていうか。青木さんってこんな感じだから、根詰めて難しい顔してやらないっていうのが一番の理由かもしれません」
すかさず「こんな感じって、なんじゃい!」と青木翔コーチからツッコミが入った。
「技術を高めるためにやるべきことは分かっているけど、本当に大変なことはどんなに自分を奮い立たせても限界がある。その意味でどんなレベルの選手でも、成長するために楽しさは欠かせない条件だと思っています」と青木翔コーチ。
広告の後にも続きます
渋野が今、得ようとしているのは、勝つためのスウィングだけではない。ゴルフを楽しいと思える気持ちも取り戻しつつあるように見えた。
(PHOTO/Tadashi Anezaki、Getty Images)
[もっと詳しく読みたい人へ。発売中の週刊ゴルフダイジェスト4月11日号特集「しぶこ再び、青木翔ゴルフ再生工場」はこちら]