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復活を期す渋野日向子が、一度“卒業”をした青木翔コーチの元に戻った意外な理由

みんなのゴルフダイジェスト

2023年、米女子ツアーのオープンウィーク某日。青木翔コーチのレッスン拠点へ取材に出向くと、レッスン専用打席の2階端から大きな笑い声が聞こえてきた…。

そのレッスン専用打席にいたのが渋野日向子と、数名の教え子だった。偶然、居合わせた渋野日向子は“時折笑顔を見せる”というニュアンスではなく、“親友とカラオケではしゃぎ倒す”くらい楽しそうに笑いながら練習をしていた。

「楽しくないんですよね。1人でやってても」。昨年末、2年ぶりに青木翔コーチに“出戻り”した渋野日向子は、それまで自身がほぼ1人で取り組んでいた期間の練習をそんなふうに表現した。

青木翔コーチのもとに来て笑うのは渋野日向子だけではない。プロを目指すジュニア選手、1人で試行錯誤しながら悩みを抱えてきたプロ、純粋に「もっと上手になりたい」と親に車で送迎してもらい訪れる小学生もいる。

境遇や年齢は違えど、皆笑顔でボールを打つ。しかしやっている練習内容は“ぬるい”ものではない。

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単純なアプローチを5ヤード刻みで何百球も打ち続ける。重さの異なる棒を使い、時には100を超える素振りをする。端的に言えばそれはオーソドックスなものばかりで、“昭和の風味”がかなり強く漂うレッスンだ。

「大会で優勝できたり、プロテストに合格する特別な練習方法を知っているわけじゃない。確かにコーチをした子が大きな大会で勝ったり、シードを獲ったり、プロテストに合格はしました。でも、それは選手自身が勝ち取ったもので、僕が魔法をかけた結果ではないですから」と青木翔コーチ。

これまでのここ数年の、青木翔コーチへの取材で、核心部分を濁されたり「これは書かないで」と制されるような“秘伝のたれ”は無かった。ただひとつ、特別だなと感じるのが冒頭の「笑顔」だ。

「ツラくてつまらないことって継続できないんですよ。そこに夢やお金がかかっていても、やり切れる人はほとんどいない。だから僕は好きとか楽しいっていう感情をとても大事にしてるんです」

単純なアプローチ練習は「目標に当てるまで帰れない」というルールを持たせ、素振りの回数はルーレットで決めるなどゲーム性を取り入れている。それに加えて絶妙な間合いで青木翔コーチが煽り、イジり、ツッコミを入れて選手を乗せていく。

「昭和生まれの昭和育ちなので、『歯を見せちゃいかん!』みたいな価値観で自分は育ったし、そのやり方も知っています。でも長続きしないし、誰にでも当てはまるものじゃないということが分かっているのでやりません」

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