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まだ面白いもん作れんの!?『映画ドラえもん のび太と空の理想郷』を、とてもニッチに分析してみた【黒田勇樹のハイパーメディア鑑賞記】

TOKYO HEADLINE

 こんにちは、黒田勇樹です。

 5月からTOKYO MX2で始まる新番組『J-BOT ケロ太』がクランクインしてます。

 新人の方が多い現場で、忘れかけていたものを思い出すことも多く、こちらも勉強の日々を送っております。

 きっと面白いものをお届けできると思いますので、お楽しみに。

 では今週も始めましょう。

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『映画ドラえもん のび太と空の理想郷』を、観てきました。

 脚本は「リーガルハイ」などでお馴染みの古沢良太先生、音楽は「王様のレストラン」などの服部孝之先生…ズルい! ビッグネームだけ抜粋しましたが、豪華とかそういう感想じゃなくて他のスタッフの方々の経歴を見ても“オールスター”!

「国民的アニメの映画化」には、勿論“予算が集まる”ので、良いスタッフが集まるのは当然ですが、逆に言うと「そんなこと毎年やり続けていて、ネタ尽きないの!?」
 マンネリになって、当たり前だと思うのですが、筆者的には今作が「ワンニャン時空伝」に並ぶか、ちょっと超えるぐらい面白かったです。
 ドラえもん世界で、実はとても重要な「タイムパラドックス」の扱い方と、ラストに活躍するのが「お馴染みのアイテム」、ここをおさえられると非常に興奮します。
 他にも「まだやるか」と、思うほどの“ドラえもん映画お馴染みの展開”てんこ盛りなんですが、それの整理の仕方が「流石、古沢良太!」と、唸らずには言えない「ロジカルなのにテンポがいい展開」。

 これ、ってすごく難しいことなんですよ。

 大枠でいえば、舞台が「パーフェクト」を合言葉にする「理想郷“ユートピア”」、そこで、全国民が知っているダメっ子の、のび太が冒険する。
 エモい展開になるに決まってるじゃないですか!

 細かいところでいうと、この世界を管理している「三賢人」というとっても偉い人たちが、ジャイアンとスネ夫を「ジャイアン」「スネ夫」って呼ぶところ。
 大人の象徴みたいに描かれてるんだから「そこは剛田くんとか骨川くんだろー!」と、思うんですが、こういうところの違和感を全く無視してわかりやすく進める古沢マジック。

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