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あまりにも面白い旅行プラン…出発すると「身体はフワリフワリと浮かび始めました」

幻冬舎ゴールドライフオンライン

叙情的なことばに包まれた、ほんのり光る日常の欠片たち。いつもの生活に疲れてしまったあなたの心に、「微笑み」と「癒し」と、そして少しばかり心がざわつく「余韻」をお届け。アナウンサーとして多くの人生にかかわった著者が送る、不思議で味わい深い、日常が愛おしくなる珠玉の39編。※本記事は、小野コージ氏の書籍『笑い本と癒し本』(幻冬舎ルネッサンス)より、一部抜粋・編集したものです。

小さな星

子供の頃、七タの日には短冊に願い事を書いて、天の川を見上げました。

夜空には無数の小さな星が輝いていました。

きっと、あの無数の星々から見える地球も小さな星の一つなんだろうなと思いながら。

先日、奇妙な旅行会社を見つけました。

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梅雨のムッとする、景色が霞むくらい湿度の高い日の夕方に、私は渋谷駅に向かって歩いていました。

駅の周りは工事中で、私は「駅はこちら」の矢印どおりに歩いていたのですが、

だんだん人がいなくなり、不安になってきました。

そんな時、急に眩しい光の奥から現れたのが奇妙な旅行会社でした。

看板には「東京―リオデジャネイロ片道20分」などと書いてありました。

興味本意で中を覗くと、細身のスーツを着た男性が笑顔で迎えてくれました。

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