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約12年ぶりの“59キロで芝重賞勝ち” ヴェルトライゼンデが大阪杯で悲願のGI制覇へ

netkeiba.com

 4月2日に阪神競馬場で行われる大阪杯(4歳上、GI、芝2000m)。芝中距離路線の王者を決める大一番にヴェルトライゼンデ(牡6、栗東・池江泰寿厩舎)が川田将雅騎手とのコンビで出走を予定している。

 ヴェルトライゼンデは父ドリームジャーニー、母マンデラ、母の父Acatenangoという血統。半兄に2019年の菊花賞馬ワールドプレミアがいる。

 2019年9月に小倉競馬場で行われた2歳新馬戦でデビューし勝ちあがり。続く萩Sも勝利すると、同年のホープフルSと翌20年のスプリングSで2着に好走した。

 クラシック三冠路線に進むと日本ダービーではコントレイル、サリオスに次ぐ3着。菊花賞にも出走すると、約1年3ヶ月の休養に入った。21年AJCCから始動すると2着となり、22年鳴尾記念で念願の重賞初制覇。ジャパンカップでは勝ち馬と0.1秒差の3着に入るなど地力の高さを見せつけた。

 前走の日経新春杯では出走馬唯一59キロのハンデを背負うも、見事克服し重賞2勝目。59キロでのJRA芝重賞制覇は、11年ローズキングダムの京都大賞典以来12年ぶりの記録だった。通算成績は13戦4勝。

 ここまで2000m戦は3戦して2度連対と好相性ながら、阪神コースを走るのは初めて。本格化したヴェルトライゼンデが、6度目のGI挑戦でどのような走りを見せるのか。大阪杯にぜひ注目したい。

 
   

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