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GOOD BYE APRIL、メジャーデビュー!林哲司との制作秘話を語る[前編]

DI:GA ONLINE

洋邦の80’sサウンドを取り入れてエヴァ―グリーンなポップスを生み出す4ピースバンド、GOOD BYE APRIL。彼らが4月5日(水)にデジタルシングル「BRAND NEW MEMORY」で、日本ニューミュージックの名門レーベルである日本クラウンのPANAMレーベルよりメジャーデビューを果たす。
同曲の作曲とプロデュースを務めるのはシティポップの巨匠・林哲司。杉山清貴&オメガトライブなど、GOOD BYE APRILが影響を受けた楽曲のサウンドの要を握る人物だ。今回のインタビューでは12年間のバンド人生でメジャーデビューに辿り着いた経緯、林氏との制作、そこで得た発見、4月7日(金)にduo MUSIC EXCHANGE(渋谷)にて開催されるメジャーデビュー記念ワンマンライブ“Feel So Brand New”への思いなどにじっくり迫った。

──メジャーデビューおめでとうございます。結成からの12年間、いろんなことがありましたよね。
延本文音(Ba)“インディーズ時代”とひとまとめにはくくれないくらい、本当にいろんなことがありましたね。毎回その瞬間のベストを出すことだけに力を注いでいたので、その階段を上り続けていた先にメジャーデビューがあったんだと思います。若くて何もわからなかったはずなのに、ずっと続けることを目標にしてきたんですよね。やりたくないことを無理して選ばなかった。頑固なところがあったから時間が掛かったんだろうけど、自分の軸をちゃんと持ったうえで着々と歩んでこれたと思っています。
延本文音(Ba)
吉田卓史(Gt)この12年、いい意味で人間的にも音楽的にも変わってきたなあと思います。この先どう変化するのかわからないことも含めて、これからが楽しみなんですよね。今がいちばんギターを弾いてるのが楽しいし、信頼できる人がこれだけ周りにたくさんいるのは初めてやし、12年のうちで全部今がいちばんなんです。
吉田卓史(Gt)
つのけん(Dr)ただただひたすらこの4人でいい音楽を作り続けてきた結果、12年経っていたんですよね。でも“12年あっという間だな”みたいな感覚ではなくて。それは常に自分たちがやりたい音楽を更新し続けてきた、楽しさを更新し続けてきたからこそだと思います。だからこのタイミングでメジャーデビューをすることは、すごく意味があると感じてますね。
つのけん(Dr)
倉品 翔(Vo/Gt/Key)20代前半は“こんなにバンドをやりたいのに自分はバンドに向いていないんじゃないか”と思ったりしていたんです。でも20代後半くらいから“そんな自分でもできるやり方があるかも”と思えて、30代に入ってから楽しくてしょうがなくて。楽しく続けるためにはいい曲を更新し続けないといけないし、それが曲を作る自分の責任でもある。それを自分自身も楽しめていたので、ここまで4人で更新してこれたんだと思います。12年は遠回りに見えると思うんですけど、自分たち的には1個1個積み上げてきただけで、12年間のすべてが財産ですね。
倉品 翔(Vo/Gt/Key)
──メンバーチェンジもなく、4人がしっかりモチベーションを持てていたからこそ更新し続けられたのだろうなと思います。そんなGOOD BYE APRILがメジャーデビューの道を歩み出したのには、どんな経緯があったのでしょう?
倉品最初のきっかけは加茂さんだったんです。
──そうだったんですか。音楽プロデューサーの加茂啓太郎さんが。
倉品去年の6月7月くらいに、加茂さんから“GOOD BYE APRILのライブを観たいと言っている人がいるんだけど”と急に連絡が来て、自分たちの現況を聞かれたんですよね。
延本加茂さんと出会ったのは二十歳前後の頃だったんですけど、手が離れてもずっと気にしてくれていたんですよね。新譜が出るたびCDショップで買い続けてくれていて。自分が発掘した人のことはずっと気にしてる。そういう方なんですよね。
倉品それで8月に日本クラウンの方がライブを観に来てくれて、10月あたりから本格的にミーティングをしていったんです。10年以上前の出会いが巡り巡ってクロスして、新しい縁が生まれて……すごく不思議で面白いなと思います。
──そして日本クラウンのPANAMレーベルよりメジャーデビューが決定。第1弾シングルの表題曲「BRAND NEW MEMORY」はシティポップの巨匠・林哲司さんが作曲とプロデュースを手掛けています。
倉品ライブを観てくれたディレクターさんが杉山清貴&オメガトライブの最後の時期のスタッフで、林さんのところでも働いてらしたんです。その方が林さんプロデュースを提案してくださったんですよね。
延本わたしは林さんの楽曲が大大大大大好きすぎて、林さん縛りでカラオケに行くぐらいなんです。昭和の名曲やアーティストのアルバムを聴いていて、“この曲好きだな”と調べてみると林さんのつくった曲の確率が本当に高いので、プロデュースしていただけると聞いた時は夢かと思いました。同姓同名の違う人なんじゃない?そんなうまい話あるかい!みたいな(笑)。
倉品特に『Xanadu』以降は林さんの楽曲に感化されまくってきていたので、本当にびっくりしました。好きっていう気持ちは、その人と引き合わせてくれるんですね。
つのけん言霊ってあるんだね。
倉品ほんとそうだね。僕は曲作りにおいて昔から“いいメロディであること”を大事にしていて、なかでもニューミュージックやフォークに紐づいたジャパニーズライクなメロディが好きなんですよね。だから林さんの日本的なメロディと洋楽的なアレンジの調和は理想形でもあるんです。思い返せば小さい頃から家で流れてたニューミュージックにも林さんが作っていた楽曲がたくさんあって、曲を書くようになって林さんの作る楽曲の奥深さを知って……。
──メジャーデビューというタイミングで、幼少期によく聴いていた音楽に帰ってくるというのも面白いですね。バンドの初期衝動が戻るような一般的な原点回帰よりも、さらに原点回帰というか。
倉品そうなんですよね。バンド始めたての頃は10代に聴いていたロックバンドに憧れていたけれど、“自分の声に合う曲ってこういう曲かな?”と1個1個のパーツを紐解いていったら自分の原点にだんだん回帰していって――僕の場合はそこがたまたま自然とつながったんです。不思議だなと思いますね。

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