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カジュアルも玄人も楽しめる『SD シン・仮面ライダー 乱舞』には丁寧な作りこみが光る【プレイレポ】

Game*Spark

!ネタバレ注意!

本記事には映画「シン・仮面ライダー」のネタバレが含まれます。
閲覧にご注意ください





すべて上記の通りです。
本記事は、というかゲーム自体が映画「シン・仮面ライダー」のネタバレがオンパレード。またゲーム中に解禁される要素も初見だからこそ楽しめる部分が多いので、「映画もゲームも事前情報なしで楽しみたい!」という方が何かの間違いで本記事を開いてしまったのなら、すみやかにブラウザバックされることを強くお勧めいたします。くれぐれもよろしくお願いいたします。

『SD シン・仮面ライダー 乱舞』とは?
今回は、バンダイナムコエンターテインメントがパブリッシャーを、アタリナツメがデベロッパーを担当して、2023年3月23日にWindows PC(Steam)とニンテンドースイッチ向けにリリースした『SD シン・仮面ライダー 乱舞』をご紹介。

本作は絶賛公開中の映画「シン・仮面ライダー」を元に作られたアクションゲーム。ベルトスクロール式で進むステージにおいて、敵を数十体まとめて蹴散らす戦闘の爽快感、歯ごたえバッチリなハクスラ要素、それでありながら難易度調整や丁寧なチュートリアルなど、カジュアル層にも遊びやすい心遣いが随所に光るのが特徴です。

また登場キャラクターである「本郷 猛」「緑川ルリ子」「一文字隼人」は実際に池松壮亮さん、浜辺美波さん、柄本 佑さんがキャストとして対応。さらにSDキャラにデフォルメされてはいるものの、イベントシーンの演出やカメラワークなど「特撮」を感じさせる成分がふんだんに盛り込まれており、見る人が見れば思わず腕組みしてうんうん頷いてしまうのではないでしょうか。さっそくやってまいりましょう。

設定まわりについて
言語はもちろん日本語対応済み。設定画面にはグラフィックのレベル、サウンドの大きさなどなどオーソドックスな項目が並びます。難易度もカジュアル層から玄人プレイヤー向けまで難易度が選択可能で、エリア攻略中でも自由に変更できるのが良いですね。また操作系については、コントローラーとキーボード両方に対応しており、面白いのは同時使用によって2P協力プレイも可能になっている点。

ちなみに1人プレイでも、任意のタイミングで別キャラへ交代というスタイルでプレイ可能だったり。実質残機(?)がひとつ増えたような感覚でしょうか。ともあれ今回のプレイにあたり、筆者はXboxコントローラーを使用しています。

本編開始
丁寧な作り
ゲーム開始直後だと、タイトル画面には「?????」という項目が2つ並びます。これらはクリア後に解禁される要素ですね。ともあれ新規ゲームを選んで進めてまいりましょう。ちなみにセーブスロットは4つ。

ご覧くださいこのオープニング、本作の魅力はいくつかありますが、個人的に好感度が高いのは「仮面ライダー」という歴史ある作品を非常に大切にしようという心がシーンひとつひとつにも感じられるところですね。

ゲーム冒頭でのシーンもそうですが、各イベント中もうまく要約されており、また早送りにスキップ機能も実装されているため、プレイヤーが「はやく操作させてくれ!」と、焦らされることのない非常に素晴らしいデザインです。

あとエリアボスを倒した後に流れる「次回予告」の映像も最高ですね。

基本的なゲームの流れ
本作の基本的なゲームの流れはシンプルで、仮面ライダーを操作して全5エリアを攻略すればクリアというもの。各エリアは3つのベルトスクロール式のステージで、ステージは一定区間ごとに区切られます。プレイヤー操る仮面ライダーは、区間ごとに現れるSHOCKERの雑魚敵をしばいていき、最後のステージをクリアした先でエリアボスに勝利することでエリア攻略となります。

セーフハウスを拠点に、エリアへの出撃、そしてライダーとサイクロン号の強化を行います。サイクロン号強化を行うまでは、例えばエリア5へ行くためにエリア4までのすべてを攻略する必要がありますが、強化を行えば、途中をスキップして直接エリア5へ進むことも可能です。

攻撃は組み合わせで
そんな敵との戦闘はシンプルながら奥深いデザインがされています。基本は「通常攻撃」「範囲攻撃」「つかみ/ 投げ」「ジャンプ」「回避」を組み合わせながら、迫りくる数十体の敵を相手にしていきます。

個人的には、回避が結構重要かなと感じます。敵の攻撃にタイミングよく操作を当てれば、ジャスト回避となり数秒だけ敵がスローモーションになり隙が生まれるから……というのもあるのですが、敵集団で画面内がごちゃついている時に、回避で背後に回り込んでまとめて一掃できるというのが強かったですね。

またステージには罠のようなギミックが仕込まれていることがあり、敵味方関係なくダメージを受けます。

画面端で敵が跳ね返ることを利用して、ギミックに叩き込んでボコボコにする小技はコンボ数を稼ぐという点でもおすすめ。

格好いいぞ変身
本郷 猛の状態でも当然無双はできるのですが、やはり相手の数が多いと基本技だけでは些か処理が大変になってきます。そこで本作最大の特徴/魅力の一つである「変身」を行うことで、攻撃の幅を広げます。

ボタンを押して「構え」を行い、さらに別のボタンを押して「変身」する。ゲームではありますが……この一連の操作は、実際にポーズをとって仮面ライダーになるかのような高揚感をもたらしてくれます。

仮面ライダーに変身すると、「構え」ボタンと通常/ 範囲攻撃を組み合わせることで「必殺技」「範囲必殺技」を放つことができます。これらは画面左上のHPゲージ(緑色)下にあるSPゲージ(黄色)を消費することで使用可能。

一撃は強力で、範囲に巻き込めば形勢逆転もできるため非常に便利ではあるのですが、あまり後先考えずに連発するとSPが切れて、ここぞという場面で苦しい思いをしてしまいます。SPは敵を倒して回復するとはいえ、必殺技の使いどころは考えていきたいところですね。

仮面ライダーの状態でさらに構えと変身操作を行うと「コート脱ぎ」という状態になり、防御力を引き換えに攻撃力が上昇し、超必殺技がうてるようになります。

超必殺技は、発動後に挟まる演出も格好良いので必見です。

パワーアップへの道
エリアの各ステージ攻略中、基本報酬としてコインが各区間で出現し、ミッションクリアなどでさらにパワーアップアイテムなどがドロップ(?)します。

コインは攻略の道中でも使用できますが、基本的にはクリスタルなどと一緒に拠点であるセーフハウスへ持ち帰り、自身の強化へ使用するのが主な使い道になります(ゲームオーバーになると一部減少)。なお食事などで得たパワーアップアイテムはセーフハウスに戻るたびにリセット。

そもそもがランダム出現のアイテムであることから、「どのようにパワーアップしていくか」というのも、エリア攻略のたびに全く異なります。個人的に大好きなバランスは、エリア攻略数とパワーアップアイテムの関係性ですね。

例えばエリア5へ直接いってラスボスと対峙すれば、最初から全エリアを攻略する必要がないため体力温存やプレイヤーの集中力キープなどメリットはあるものの、パワーアップアイテム取得の機会が減るため、仮面ライダー自体のステータスはあまり強化されません。

一方で、もしエリア1から順番に攻略してラスボスに辿り着けば、残体力などのリスクはあるものの、パワーアップアイテム取得の機会は段違いに増えるため、ライダーがゴリゴリに強化される大きなメリットがあります。

セーフハウス
セーフハウスでは、攻略中に持ち帰ったコインとクリスタルを使用することで、仮面ライダーとサイクロン号のもともとの能力を強化することができます。それらはゲームオーバーになって拠点に戻っても、そこそこ引き継がれ、あまり重いデスペナルティはないためガンガン挑んで、ガンガン強化するサイクルを作りやすいのがグッド。

ただし単純にコインを使用するだけでなく、そもそもの項目をアンロックするために敵を何体倒すなどといった条件を満たす必要もあります。とはいえ、これも何回かエリアへ突撃すれば、割と早く貯まるのでフラストレーションには感じませんでした。

おわりに
冒頭でも少し触れましたが、すべてクリアすると「?????」という項目が消え、代わりに「ヘヴンモード」と「クレジット」が解放されます。特にヘブンモードは、全キャラクターが強化された状態でクリアまでの時間を競うタイムアタック的なコンテンツ。

本編で強さを極めたプレイヤーが、戦いを求めて挑戦するのにおすすめな遊びごたえだと言えましょう。またこれらモード以外にも、とあるキャラクターが解放されたり……ここらへんについては、ぜひプレイして確認されることをお勧めいたします。


スパくんの一言
「世界観とゲーム、ともにカジュアルに楽しめるちょうどよい塩梅なのでおすすめスパ」

「あと実はこの姿、過去捕まって、よくわからない廃材と合成されて今に至るスパ」

タイトル:『SD シン・仮面ライダー 乱舞』
対応機種:Windows PC(Steam)/ニンテンドースイッチ
記事におけるプレイ機種:Windows PC(Steam)
発売日:2023年3月23日
著者プレイ時間:3.5時間
サブスク配信:無し
価格:3,520円
※製品情報は記事執筆時点のもの


 
   

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