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侍ジャパン・源田、WBCでの活躍に海外も驚愕?「命を吹き込んだ」骨折押しての強行出場で放った存在感

リアルライブ

 歓喜を呼び込んだ「日本の心臓」と呼ばれたサムライがいる。

 ワールド・ベースボール・クラシックで3度目の大会制覇を成し遂げた日本代表で、源田壮亮は大会途中で負傷するも、再び戦列に復帰。以降は勝負どころにおいて、攻守で存在感を放った。

 1次ラウンド2戦目の韓国戦での帰塁時に右手小指を負傷、その後2試合を欠場、多くのファンがチームからの離脱を想像していた中、準々決勝のイタリア戦でスタメンに名を連ねた。そのゲームでは最終打席に安打を放ち、準決勝、決勝でもフル出場。その姿には日本国内のみならず、海外メディアからも称賛のコメントが飛び交っていた。

 復帰後のパフォーマンスも圧巻だった。攻撃面では3試合を通して全試合で出塁しており、死闘となった準決勝メキシコ戦では、8回裏の無死1・2塁の場面で2ストライクに追い込まれながらも、絶妙なスリーバントを成功させ、追加点へとつなげた。

 さらに、自身の「代名詞」でもある守備でも貢献している。この試合の7回表には相手の2盗の際、絶妙なタッチプレーを披露し、リクエストの末アウトを奪った。メキシコの勢いを止める三振ゲッツーを成立させたこのプレーは「源田の1ミリ」なるフレーズも生んでいる。

 そして圧巻は9回表、1死からショート後方に上がった打球をレフト方向に向かって追いかけ、背後からのボールをそのままキャッチ。このプレーは海外メディアでは「日本に命を吹き込んだ」とも評されるなど、1点差を守ったまま、まさに9回裏の攻撃へ向かう勇気を湧き起こすこととなった。

 大会初戦より「8番・遊撃手」でスタメンに名を連ね、戦列復帰後もその役割は変わることはなかった。今大会、大谷翔平やダルビッシュ有らのメジャーリーガーがチームを牽引、さらに岡本和真、村上宗隆、近藤健介といった高い打撃力を誇るNPBのバットマンが劇的な場面でその打棒を奮った。その中で、打撃ではつなぎ役を確実にこなし、守備面でも幾度となくピンチを救っている。

 第5回大会にして、高い打撃力を見せ相手をねじ伏せるなど、新たな姿で頂点を掴んだ日本代表において、源田壮亮が攻守で魅せたプレーの数々は、これまでの日本野球の伝統を象徴するものと言える。背番号2がこの大会で残した数々の功績は、永遠に世界に誇れるものであったことは間違いないだろう。(佐藤文孝)
 
   

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