名匠ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ監督が、アフリカからベルギーへ流れ着いた偽りの姉弟の過酷な運命と絆を描き、第75回カンヌ国際映画祭75周年記念大賞を受賞した「トリとロキタ」が、3月31日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、渋谷シネクイントほかで全国順次公開。著名人のコメント、漫画家マキヒロチのイラスト、トリとロキタが仲睦まじくするシーンの映像が到着した。

〈コメント〉(敬称略・順不同)
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彼らを巻き込む社会の不条理は人間の仕業で、荒波の中でお互いを助け合おうとする心も、どこまでも人間らしい無償の愛だ。矛盾ばかりの現実に言葉を失うしかない。
悲しみを超えた2人の表情が忘れられません。
──仲野太賀(俳優)
生きる事は かくも過酷で 切なく 尊いのか。
サスペンス、社会性、愛の物語、全てが超一級
──天童荒太(作家)
映画を観た気がしません。
始めから終わりまで俳優ではない、生の人間が現場にいるかのような現実感です。
──谷川俊太郎(詩人)
トリとロキタ。互いを呼び合うその美しく切実な声に胸が締めつけられる。
安易な救いや楽観を拒絶する作り手の静かな覚悟を感じた。
──早川千絵(映画監督「PLAN75」)
全員正しくて、全員間違ってる。
自分には、ただそれを見ることしか許されない。
「ロキタ」というトリのあの叫びだけが、いつまでも耳にこびりついてる。
──尾崎世界観 (クリープハイプ)