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「栗山監督のシナリオ通り」WBC 決勝の“豪華投手リレー”と采配をG.G.佐藤が分析

ABEMA TIMES

 3大会ぶりの世界一に輝いたWBC日本代表「侍ジャパン」。スター軍団アメリカを見事に封じ込めた投手陣の活躍と栗山英樹監督の采配について、元プロ野球選手で北京オリンピック日本代表のG.G.佐藤氏が分析した。

【映像】米国完封! WBC決勝制した“豪華投手リレー”

 2021年に大谷選手が獲得したメジャーリーグMVP。メジャーにおけるその年の最優秀選手の証明だが、WBCアメリカ代表にはその獲得者が4名在籍。佐藤氏が最初に注目したのは、そんなスター軍団を封じ込めた日本代表投手陣による“豪華リレー”だった。

「全員よく繋いでいた。先発の今永選手はプレッシャーを感じたと思うが、しっかり1失点に抑えて3回の戸郷選手に繋げた。最後のダルビッシュ選手、9回の大谷選手については、まさに栗山監督の“シナリオ通り”だろう。

 5回に20歳の高橋選手がマウンドに立ったときはまさか彼が来るとは思わず驚いた。シャンパンファイトにも参加できなかった年齢だったそうで、この若さで栗山監督の期待に応えた素晴らしい活躍だ」

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 続けて、佐藤氏は日本代表における栗山監督の存在について次のように語る。

「ヌートバー選手や大谷選手も『とにかく楽しみたい』と話していた。国際大会で1番難しいのは、自分の力を発揮することだ。そして、1番力を発揮しやすい環境は野球が純粋に楽しいと思える環境だろう。(今回の日本代表は)“野球小僧”に戻った選手たちが『楽しみながら大好きな野球で世界一になりたい』という感じが伝わってきた。その環境を作った栗山監督はやはり素晴らしい方だ」

 最後に佐藤氏はWBCで心に残った選手について明かした。

「MVPだなと思うのはダルビッシュ選手。主役になれる選手だったにもかかわらず、日本代表の強化合宿にメジャー組では唯一初日から入り、ほかの選手たちのケアや指導をしていた。一体感を生むために選手たちと食事に行ったりSNSを発信したりと多くの場面で裏方に回ってくれていた。それがあったからこそ、日本代表は1つになったのではないか。キャプテンはいなかったが、実質のキャプテンはダルビッシュ選手がやってくれていたと思う。(優勝インタビューでは)『みんなが友だちのようになれた』と話していたが、それがあったから世界一になれたのだと思う」

(『ABEMAヒルズ』より)

 
   

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