
いま、社内でDXが進められているのを横目で見ながら、「なんだかうまくいっていない」「データを自由に使えない」など感じていませんか。そこにはどんな原因が潜んでいるのでしょうか? 実はどの会社も事情は同じだったりします。「なんちゃってDX」に陥っているなんてことも…。
そこで今回は、データベースの専門家集団であるインサイトテクノロジーが今年2月に開催した新ソリューション発表会で紹介した「企業でDXが進まないあるある課題」についてご紹介。
特に「データをくれない情シス vs データが欲しいマーケ」という情報システム部門とマーケティング部門の課題は「あるある」と、感じるはず!
■情シス部門 vs. マーケ部門 企業のDX化を妨げる社内対立とは?
同社のCTO 宮地敬史さんは、企業のDX化を妨げる社内対立として「データをくれない情シス vs データが欲しいマーケ」の関係性を挙げました。

マーケティング担当者は、マーケティング施策を行うために社内データをたくさん使いたいものですよね。でも、その社内データを情報システム部門がすべて自由に使わせてくれないなんていう実態はよくあるようです。
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それぞれの言い分は次の通り。
●情報システム部門の言い分
・法令遵守をしてデータを提供することは必須。
法令遵守せずにデータを渡してしまうとデータの漏洩が発生し、企業イメージの失墜や巨額な補償金が発生してしまう。
・守らなければいけないデータを抜け漏れなく確認する必要がある。
・利用者全員が参照できる仕組みを整備する必要性がある。
・ただ、システムを作って運用していくのは非常に大変でコストもかかる。
●マーケティング部門の言い分
・分析をしたいデータが足りない。